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【失敗!?】中古アーロンチェアを実際に使ってみて感じた不満

9月 6, 2024

先日、清水の舞台から飛び降りるつもりで世界一有名?なオフィスチェア、【アーロンチェア】を中古で購入した。
中古の椅子に一大決心というのも情けない話ではあるんだけど、その中古でも価格は7万円。さすが世界のアーロンチェア。


ちなみに新品で買う場合は約25万。無理。

そんな貧乏人がなんでそんな高い椅子を買ったのかというと、作業のモチベーションを上げるためだ。
ここ最近、以前より自宅での作業時間が長くなってきた為、座って作業することが増えた。

元々使っていた椅子はAmazonで1万円ぐらいで買った安い椅子。安いけど10mくらい離れて薄目でみたらアーロンチェアに見えなくもないかっこいいデザインをしている。

ただ正直座っていると腰が痛くなってくるので、この椅子の上にニトリで買った姿勢サポートチェアを乗せて使っていた。

なんとも不格好な見た目なんだけど、実はこのサポートチェアはまじで良い。勝手に姿勢が正され、安い椅子でも姿勢が崩れにくくなる。
よって特別大きな不満はなかった。

ただ、「きっと世界のアーロンチェアを使えば今よりずっと作業が楽になるはず!!」という淡い期待が常に頭の片隅に合ったのだ。
実際調べてみてもアーロンチェア買って後悔している人は少ない。というより賞賛の嵐。「買って良かった」「もう他の椅子には戻れない」「座り作業が楽になった」「最高!!!!所有欲満たされまくり!!」「アーロンチェアぎもぢぃぃいいい」みたいな声であふれている。宗教的な匂いさえした。

あまりに多くの人がアーロンチェアを絶賛しすぎて、若干疑心暗鬼になってもいたんだけど、なんだかんだ気になりすぎてとうとうこの度買ってしまった。

そんなわけで中古のアーロンチェアを実際しばらく使ってみたので、レビューを書いていきます。

最高峰のオフィスチェアの座り心地

実際に届いた椅子がこちら。

中古品という事で、かなり不安はあったんだけど、割と状態は良さそう。かっこいい。

座面の張りもしっかりしているし、背面のポスチャーフィット(仙骨を保護するサポート器具)も焼けや破損はない。

その他リクライニングや前傾チルト等も問題なく使える。
細かい傷はちょこちょこあるけど、多分悪くはない状態だと思う。素人目だけど。


で、実際座ってみたわけなんだけど、正直あまり感動はなかった。っていうのが感想。
残念ながら今までと比べて長く作業しても楽っていう感じはあまりない。

アーロンチェア信者の人にはポスチャーフィットでぶん殴られそうだけど、実際本当に自分が一番ガッカリしている。

アーロンチェアの不満点

世界最高のオフィスチェアのどこが不満なんだよ?って話だけど、大きく分けて以下の4点。

  • ポスチャーフィットが想像以上にソフト
  • 態勢を変えられない
  • 前傾チルトが合わなかった
  • 良い椅子だけど値段に見合っているのかわからない

ポスチャーフィットが想像以上にソフト

「アーロンチェアと言えば腰のサポート力の高さ!」って言ってる人が沢山いるんだけど、その大きな理由の一つが上で書いたポスチャーフィットという器具が仙骨をサポートしてるからである。

この器具が座ると仙骨のあたりをグッと押してくれて、綺麗な姿勢を楽に保ちやすくしてくれる。

これにかなり期待していたんだけど、実際座ってみてもあんまり効果が感じられなかった。
一応サポート具合の強弱が調整できるんだけど、強めにしても弱めにしてもあまり変化がない。

確かに安物の椅子と比べたら正しい姿勢で座りやすいんだと思うけど、正直自分にはニトリの姿勢サポートチェアの方がサポート力は高いと感じてしまった。

こちらの方が座った瞬間に腰全体をサポートしてくれてる感がある。
このサポートチェアは長時間座っているとお尻が痛くなってくるというデメリットもあるんだけど、サポート力はかなり高い。初めて座った時は本当に感動した。

態勢を変えられないのが個人的にはデメリット

また、アーロンチェアはどのように座っても正しい姿勢とバランスを保てるよう設計されているんだけど、逆に言えば正しい姿勢以外の座り方は出来ないようになっている。

故に高価な椅子にありがちなオットマンとかヘッドレストなんかもついていない。
座面も湾曲したメッシュ素材になっているし、座面の周りは固い素材なので中心にしか座る事が出来ない。本当に常に同じ姿勢になるようになっている。

ただやっぱりどんなに良い姿勢であっても、ずーっと同じ姿勢はしんどい。アーロンチェアだろうと何時間も座っていたら疲れる。
良い姿勢=永遠に座っていられるわけではない。


以前の椅子は座面がクッション素材だったので、たまにあぐらをかいたり、正座をしたりして、座り方を一時的に変える事が出来た。
しかしアーロンチェアの場合、あぐらも正座もできない。
正確には、できなくなないんだけどかなり座りづらいし痛いので厳しい。

もちろんアーロンチェアが正しい座り方に特化したした椅子で、あぐらや正座をかくような椅子ではないことは知っていたんだけど、もう少し長く座っても疲れにくい椅子だと思っていた。実際は普通に疲れる。

最高級オフィスチェアであってもスタンディングデスクと併用した方がよさそう。

前傾チルトが合わない

アーロンチェアといえば前傾チルトと思っている人も少なくないと思う。実際自分もこの機能が超気になっていた。
前傾チルトとは簡単に言うと逆リクライニング。

上記画像のように体を前側に傾けてくれる機能。
これがあれば前傾姿勢になっても作業が楽になるらしい。

自分は普段液タブを使っているので、前傾になりがち。なのでぴったりの機能だと思っていた。

がしかし


実際使ってみたけど、個人的にはまったく効果が感じられなかった。むしろ常に前傾を強いられているような圧迫感を感じてしまい、早々に使わなくなった。

価格に見合っているのか疑問

そんなわけで不満はあるんだけど、もちろん良い椅子なのは間違いない。何よりもう15年近くたっている中古の椅子が普通に使えているわけだから、耐久力は良い。


ただ、以前の椅子の7倍の価値があるかは疑問。
しかも、中古価格で7倍になるので、仮に新品で購入した場合は25倍になる。もちろん新品の方が座り心地は良いに決まってはいるけど、正直中古でもアーロンチェアという事は変わりないから、そこまで良くなるわけではないと思う。

あと確かに耐久力はやばいんだけど、そもそも椅子って壊れにくい。安物の椅子でもすぐ壊れるってことはあんまない。
実家にあるドンキで買った7000円の椅子も10年以上使っていたけど、未だにピンピンしている。


というわけで、自分には価格以上の魅力をアーロンチェアから未だ見いだせてはいない。
正直新品価格5~10万ぐらいでもっと自分に合った椅子があったのではないかと思っている。

まとめると以下の表のような感じ。

安物の椅子安物の椅子+サポートチェアアーロンチェア
腰のサポート力
座り心地△(お尻が痛い)
態勢変更自由(正座やあぐらなど可)不可(サポートチェアを外せば自由)厳しい
長時間作業△(痔持ちは×)
価格1万1万(椅子)+6,000円(サポートチェア)7万(中古)

とりあえずもうしばらく使ってみる

アシスタント

じゃぁもう売っちゃえば?


って話ではあるんだけど、とりあえずもうしばらく使ってみる。

それにこの【アーロンチェア】というブランド力に関してはどんな椅子よりも高いので、多分このまま割と綺麗な状態かつ、新モデルとかが発売されない限りは1年後でも同じくらいの値段で売る事が出来る。多分。

決算の時期などで大量に売り出される時期は安くなる可能性がありますが、基本的には大きく値が下がるってことはないはず。


なのでとりあえずしばらく使ってみて、自分に合わなそうなら売って違う椅子に乗り換える。
もしかしたら1年ぐらい使うことで体がアーロンチェアに慣れていき、そこから真価を発揮する可能性もある。

なんにせよアーロンチェアを1年間じっくり試すって経験はかなり価値がある。乗り換えの際なども、アーロンチェアに座った経験を元に次の椅子を選べるのはでかい。

アシスタント

中古だけどね・・・



もし使っているうちに「やっぱりアーロンチェアって良いな!」と思える日が来たら、全力で手のひらを返した記事を書くのでご了承ください。

あと、今回不満を中心に記事を書いたけど、もちろん良かった点もある。それは別記事にまとめたのでよかったら合わせてご覧ください。



それじゃ

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