先日中古で買ったアーロンチェアを酷評した記事を書いたんだけど、よくよく考えると予想以上に良い所もある。
悪い所だけ書いて終わりは良くない。
というわけで、この記事では個人的に良かった部分を書いていこうと思う。
椅子の購入を考えてる人は参考にしてみて。
酷評記事はこちら▼
アーロンチェアの良かったところ5選
具体的に良かったところは以下5点
アーロンチェアの良かった点
- リクライニングが微調整出来て良い
- メッシュの座り心地が想像以上に良い
- 可変式アームレストが最高
- 動きが滑らか
- アーロンチェアの憧れが消える
あくまで「以前使っていた1万円の椅子と比べて!」って感じになるんだけど、それぞれ詳しく解説していきます。
①前傾チルトは微妙だったけど、リクライニング機能は感動した
アーロンチェアと言えば前傾チルト!と思っている人も多いはず。
前傾チルトって何?って人に説明しておくと、椅子が前側に傾斜する機能。
通常前傾姿勢になると、腰と椅子に隙間が出来てしまうんだけど、前傾チルト機能があれば椅子が傾斜するので常に背もたれが腰をサポートしてくれる。
特に勉強やイラスト制作作業時なんかは前かがみになりやすいので、そういった職種の人達には前傾チルト機能は重宝されている。
結構高級な椅子には前傾機能がついていたりするんだけど、そもそもはアーロンチェアが元祖らしい。
自分も液タブを使って絵を描くので、前傾チルトに多大なる期待を膨らませてしまっていたのだけど、今はほぼ使っていない。
理由は圧迫感。前傾チルト機能をオンにすると、常に前側に傾くんだけど、なんだか常に前傾を強要されているような圧迫感がある。
また、これを使ったからと言って腰が楽になるって事も特別感じなかったし、集中できるって感じもない。
がしかし!
普通のリクライニング機能が思ったよりも良かった。あまりに前傾チルトが有名すぎて、リクライニングについて触れる人は少ない気がするんだけど、個人的にはこっちの方が良い。
リクライニングなんて普通の椅子にもあるじゃん・・・
アーロンチェアはリクライング強度を超細かく設定できるんですよね
椅子についているノブをマイナス方向に回すと弱い強さでもリクライングするようになり、プラス方向に回すとかなり体重をかけないとリクライングしなくなる。
実際プラス方向にマックスまで回すと寄りかかった程度じゃリクライニングしなくなる(自分は68㎏)。
しかもこの回し幅が異常。最も硬くした状態から、一番柔らかくしようとすると、何十回も回す必要がある。途中「壊れてんじゃないの?」と思ってしまう程。というか手がめっちゃ疲れる。
ただこれに関しては基本一度お気に入りの固さに設定してしまえば以降はほとんど変えないので問題ない。
リクライニングの最適な硬さ
リクライニングの最適な硬さがわからない・・・って人もいると思うけど、どうやら軽く寄りかかると、僅かにリクライニングするぐらいがベストとのこと。
ベストに設定した状態で深く腰掛けると、超良い感じに腰を押してくれる。これがかなり良い。
姿勢も良いし、実際腰も楽。
なので個人的には前傾チルトよりも、ベストな硬さに設定したリクライニング状態で作業する方が全然良い。
後傾だと液タブ描きづらくない・・・?
意外と描けなくはない
確かに集中するといつのまにか前傾になっていることがあるけど、基本的にはリクライニング状態でも描ける。
何より姿勢が楽なので、自分からこの姿勢を維持したくなる。
人によっては前傾チルトの方が良いのかもしれないけど、合わない人はリクライニングを見直してみると良いかも。
②メッシュの座り心地が良い
アーロンチェアのもう一つの特徴として、メッシュ生地というものがある。
メッシュの利点としては、蒸れないので長時間座りやすいってものがある。
ただ座り心地に関してはクッション生地の方が良い。
と思っていた。
がしかし、普通に悪くない。適度な弾力があり、硬すぎず、柔らかすぎず。絶妙な座り心地。
最初はなんだか張り裂けそうで怖かったけど、さすがのアーロンチェア。全然問題ない。
まぁ普通に張り裂けている人もいるので絶対大丈夫ってわけではないけど、想像していたよりかなり丈夫っぽい。
メッシュ生地のデメリット
ただメッシュの場合普通の座り方しかできない。
クッション生地の時は胡坐や正座等、色々座り方を変えられたんだけど、メッシュ生地だと周りにフレームがあるので厳しい。
出来なくはないけど、やりづらいし痛い。
座り方を適宜変えたいのであればメッシュ生地は辞めた方が良い
③アームレストが想像以上に重要
以前使っていた椅子にもアームレストはついていたんだけど、高さが合わずほぼ使っていなかった。
なので、今回初めてアームレストを活用できることになったんだけど、本当に楽。腕が超楽。
特にタイピングする時が素晴らしく楽なんだけど、絵を描く時も結構重宝している。
「アームレストなんて・・・」って思っていたけど、アームレストが必須の体になってしまった。
アーロンチェアってアームレストが可変できないタイプもあるんだけど、絶対可変できるタイプがおすすめ。
というか変な位置に固定されるぐらいならない方が良いすらある。
④動きが滑らか
あと、安い椅子ってキャスターが本当動かない。キャスターが回って椅子が動いているっていうか、もはや引きづっている感覚に近い。
しかしアーロンチェアは非常に滑らか。しっかりキャスターが活きている。
もはや当たり前のことな気がするけど、意外とキャスターが終わっている椅子は多い。
なので個人的には結構感動した。
それだけ
⑤所有欲
最後は所有欲。確かうる覚えだけど、大谷選手が「アーロンチェアに憧れるのを辞めましょう」って言ってた気がするけど、実際問題無理。憧れる。
・アーロンチェアを使えば自分の腰は羽ばたけるのでは・・・?
・アーロンチェアを使えば絵が上手くなるのでは?
・アーロンチェアを使えば偉大になれるのでは?
・アーロンチェアを使えばモテるのでは?
アーロンチェアを使う前はそういった思いが頭にあふれていた。
キモッ・・・
しかし、アーロンチェアを手にした今、そういった思いは消えた。憧れるのを辞めれました。
別に腰が良くなるわけでもないし、絵が上手くなるわけでもないし、偉大にもなれないし、モテるわけでもなかったけど、アーロンチェアを経験出来たことは価値がある。
段々馴染んできたような気はする
という感じで、改めて良かった点を書き出してみると、以前よりアーロンチェアって良いなと思えるようになってきた気がする。
若干体にフィットしてきたような気もする。
ただ、前にも書いたけど、自分場合5~10万円程でもっと自分に合った椅子が他にある気がする。
自分は中古で7万で買ったんだけど、新品だと25万。
正直椅子は超大事だし、25万払えば最強椅子が手に入るのなら良いかもしれないけど、結局人によって合う合わないがあって、多分自分はそこまで合わなかったのだと思う。
なので次は大きめの家具屋でじっくり座ってから選ぼうと思う。
それじゃ!