こんにちは。イラストレーター&ブロガーの兼子です。

とうとう出ました!
待ちに待った、大画面・高解像度&高性能の液タブが!
これまで、16インチQHDや22インチFHD、19インチ4Kなど、どれも「ちょっと性能を活かしきれてないな…」というモデルが多かったけど、
ついに22インチQHDという、最高にちょうど良さそうな性能の液タブが登場した。
ちなみに、昨年末には24インチQHDと24インチ4Kの液タブも出ていたけど、
今回さらに、22インチQHDのモデルが発売されたというわけだ。



2023年に液タブを買ったばかりだけど、これは乗り換えたい…
がしかし

ちょっと高い・・・
24インチは高すぎて手が出せないから、
ずっと22インチが出ないかなぁって思ってたんだけど、
結局22インチも高いんだよね…。物価上昇に収入が全然追いつかない。
Artist Pro22 Gen2のスペック
スペックは以下の通り。
(サイズ | 21.5インチ (作業エリア475.392 x 267.408mm 製品サイズ547.0 x 362.0 x 33.4mm) |
重量 | 5.55kg |
解像度 | 2560 x 1440 |
色域 | 99% sRGB,99% Adobe RGB,94% Display P3 |
ペン性能 | X3 Pro 16,384レベルの筆圧検知 60°の傾き検知 充電不要 |
液晶 | IPS液晶+アンチグレアフィルム フルラミネーション加工 |
ショートカットキー | なし |
反応率 | 220RPS |
視差 | 中央±0.4 |
視野角 | 垂直178° 水平178° |
スタンド | 付属(15°~88°まで調整可能) VESAマウント対応 |
接続端子 | HDMI or USB-C接続 +AC電源 |
付属品 | スタンド ・左手デバイス ・イラストソフト(openCanvas) |
値段(2025年1月時点での公式ストア価格) | 123,800円 |
ペンの筆圧検知レベルは16,384段階と業界トップクラス。
ちなみに、ワコムなどの有名メーカーでも最大8,192段階までなので、その数値は驚異的だ。
また、色域もAdobeRGBの99%をカバーしており、非常に高い色再現性を誇る。
素晴らしいスタンドも付属
また、この液タブはACS02という15°から88°まで調整可能な素晴らしいスタンドが付属される。

大きめの液タブはスタンドが標準搭載されていることが多かったけど、
最近は「20°固定」みたいなスタンドが増えてきている。
余談だけど、自分が買った液タブ(Artist Pro16 Gen2)もまさにその約20°固定のスタンドで、ちょっと恨んでる。

「ないよりはマシ」って言葉は、このスタンドのためにあるんじゃないかと思うくらい、微妙な角度だった(個人的に)。
顔をかなり下に向けないと描けないから、自分の場合は首がめっちゃ凝って、結局別途スタンドを買った。
でも、Artist Pro 22にはちゃんとしたスタンドが付いてくるので安心。
さらに、VESA規格のネジ穴もあるから、モニターアームにも取り付けられる。
ちなみに余談だけど、先日自分も液タブをモニターアームに取り付けてみたら、
Artist Pro 16 Gen2にはVESA規格の穴がなくて、別途ノートPCスタンドを買う羽目になったよ…。
Artist22 Plusとの違い
ちなみに2023年にもそっくりな見た目のArtist22Plusというものがでている。



一卵性の双子みたいに見えるけど、中身はぜんぜん違う。
いろいろ違いはあるけど、やっぱり一番大きいのは解像度。
FHDかQHDか、この差はかなり大きい。
ちなみにArtist22 Plusは79,800円で、解像度の違いに44,000円の価値を乗せたようです。
22インチならFHDでも使えるけど、QHDの方が作業効率は上がる
正直、21.5インチのFHDって全然問題ないっちゃ問題ないんだけど、
高画質に慣れている人にとってはやっぱり粗く感じると思う。
自分も以前22インチのFHD液タブを使っていたけど、当時はあんまり不満はなかった。
ただ今は16インチQHDの液タブを使ってしまったので、今さら22インチFHDに戻ると確実に粗く感じちゃうと思うんだよね。

贅を知ってしまった
それに、FHDだとフォントやツールアイコンが大きくなってしまうので、せっかくの大画面なのに作業領域が狭く感じてしまうんですよね。
例えば、16インチFHDと16インチWQXGA(2560×1600)では、以下のような違いが出る。

レイヤーの表示量などには倍近くの差が出る。
ただ、16インチだと画面自体が小さいので文字がかなり小さくなり、あまり実用的ではない。
実際、自分も拡大表示(125%)にしているため、QHDの性能を十分に活かせていない。
でも、22インチサイズなら拡大表示なしで快適に使えるはずで、QHD画質を存分に活かせる。
だからやっぱり、22インチサイズならQHDがおすすめ。

ただFHDからQHDにするのに44,000円アップはちょっと足元見られている気もする
左手デバイスを付けたり、色域をアップさせたりして値上げ幅を誤魔化してる感があるけど、
せめて2万円くらいの差に収めてほしかったなあ。
高いんじゃない、今までが安すぎたんだ
散々値段に文句を言ってきたけど、正直これは単なる貧乏人の願望だと思う。
実際、このクオリティの液タブが12万円台で買えるのは十分安い。
今までの価格設定がバグっていただけで、ようやく適正価格に近づいてきた感じだ。
昔は液晶やペンの質が悪いと言われていたけど、最近は全然そんなことないし、プロでも使っている人が普通にいる。
だから値上げになるのもしょうがないと思う。
実際、ワコムと比べるとまだまだ全然安い。というか、安すぎるレベル。
さっきワコムの液タブを調べてみたら、17インチの液タブが30万円超えててちょっと震えた。
ワコムの17インチって15万円くらいだと思ってたのに、倍の値段だった。


XPPenならお釣りが来る!なんてレベルじゃない。
もはや同じ業界なのかすらわからなくなってくる。
これを見た後だと、XPPenの液タブがめっちゃ買いやすく感じるよね。
さっきまで「高い高い」って騒いでたけど、今は逆に「安すぎだけど大丈夫?」って思えてくる。不思議。



で、買うの?

保留で・・・
正直欲しいは欲しいけど、12万もパッと払える余裕もないので、しばらく考えます。
それじゃ!!
