こんにちは。兼子です。
突然ですが、ラインスタンプを作りました。
コザクラインコのスタンプ。
始めて作ったので、粗っぽい所もあるのですが、なんとか無事リリースまでできました。
というわけでラインスタンプをつくまでにかかった時間や、作り方、初動の売り上げについて書いていこうと思います。
ラインスタンプ40個作るまでにかかった時間
まずスタンプ40個作るのにかかった時間ですが、概ね9時間ほどでした。
内訳は以下のような感じ。
案だし・・・1時間
ラフ・・・2時間
清書・・・6時間
日数的には案だしと下書きを初日に行い、清書を次の日に行いました。
トータルで2日程でラインに申請しました。
ラインスタンプの案だし
最初に行ったのは案だしで、約1時間ぐらい。
色々なスタンプを見ながらまずセリフのみを40個メモ帳に書きだしました。
ラフ
次にラフを描きました。
こんな感じで大きいキャンバスに40個のラフを描きました。
最初は色を塗っていましたが、途中でめんどくさくなって辞めました。
ちなみに案だしの段階からいくつか変えております。
清書
そしてラフを元に清書。
正直40個作るのは大変だし、なにより気力を維持するのがきつかった。
ラインスタンプの作り方
一応作り方についても簡単に紹介します。
自分が使ったソフトはCLIP STUDIO PAINT PROです。
別にソフトは絵が描ければなんでも良いんですが、CLIPSTUDIOは親切にも最初からラインスタンプ用のキャンバスが用意されております。
新規キャンバスから、プリセットを開くと【スタンプサイズ】というのがあるので、これで作ればOK。
ラインスタンプ制作時の注意点
ただ一点注意点があって、それが余白が必要とのこと。
つまりキャンバスいっぱいに書いてしまうと、審査に通らない事があるらしい。
なので、清書前にまずレイヤーマスクを作ります。
① Ctrl+Aで画面を全選択
②選択範囲を縮小から、縮小幅を10pxに設定
③ フォルダを作り、レイヤーマスクを適用させる
フォルダを新規作成し、そのフォルダに対してレイヤーマスクを作成します。
これでこのフォルダ内のレイヤーは先ほど選択したしか描画できなくなります。
なのでこのフォルダ内でイラストを描けば必ず10pxの余白ができます。
書き出しはナンバリングすると楽
ちなみに書き出しの際はPNGファイルで書き出せばOKなのですが、正しくナンバリングしておくとアップロードがめちゃくちゃ楽になります。
こんな感じで01から始めて40までしっかりとナンバリングしておくと、フォルダをZIPファイルに圧縮しアップロードするだけですみます。
※適当な名前にするとひとつひとつアップロードする必要があります。
また、順番は後から変えられないので、アップロード前に決めておく必要があります。
ラインスタンプ作ってみて感じた失敗したところ
今回初めてラインスタンプを作ってみたのですが、個人的に失敗したと感じたのが以下の2つ。
・ターゲット層を絞らなかった
・クオリティの維持が出来なかった
ラインスタンプを作る時はまずターゲットを絞った方が良い
まず1つ目の失敗がターゲット層を絞らなかったところ。
適当に「なんかこれ良さそう!」って感じで案を出してしまった。
その結果誰に需要があるのかがよくわからないスタンプになった。と思う。
これを例えば「インコを買っている30代夫婦。共働きで互いに仕事に行く際や帰宅の際にラインでやりとりする。旦那は尻に敷かれてる。」って感じで明確にターゲットを絞れば、おすすめできる人は少なくなるけど、逆にターゲットに合った人には刺さるスタンプになる。
今やクリエイターズスタンプは飽和状態なので、誰にでも使えるスタンプより、特定の人に刺さるスタンプを作った方が良かったのかと思う。
クオリティーの維持が出来なかった
そしてもう一つの失敗がクオリティーの維持が出来なかったこと。
別に高品質なイラストってわけじゃないんだけど、描き方やデザインにかなりばらつきがでてしまった。
始めての作業ってのもあって、使うブラシや影を入れるかどうかも色々迷ってしまい、結果として雑な仕上がりとなってしまった。
また、コザクラインコの色やフォルムもよく理解しておらず、不自然に見える絵もある。。。
結果として、「なんかちゃんと描こうとしている割に全然ちゃんと描けてない絵」になった気がする。
なのでまずどの程度のクオリティにするかや、色の数等をしっかり決めるべきだった。
また、文字に関しても下手すぎるので、手書きじゃなくてフォントを使うべきだった。
ラインスタンプ初動の売り上げ
続いて気になる人が多い?であろう販売後2日間での売り上げについて書くと、0です。
正確には自分で買った分と身内に買ってもらった分で3つほど売れたのですが、第三者?には2日間では1つも売れていません。
クリエイターズスタンプは飽和状態?
現在クリエイターズスタンプは1000万以上あるらしく、今更新規参入したところでぽんぽん売れる事はないようです。
もちろんクオリティーや需要のあるスタンプを狙えれば売り上げは上がっていくと思うけど多分相当厳しいと思う。
2014年頃は販売数も少なかったので、リリースすればある程度売れていたようですが、2022年の現在1000万あるスタンプの中から買ってもらうの事になるので、かなり難しくなっている。
スタンプはSNSやブログと連携すると夢がある
ただ個人的にはスタンプをスタンプストアのみで売ろうとするのではなく、何かと連携させると結構夢があると思う。
例えばTwitterやpixivなどのプロフィール欄に販売URLを貼っとくだけでも誰かが買ってくれるかもしれない。
また、投稿がバズった時にスタンプを宣伝するとかもかなり有効だと思う。
そもそもスタンプってかなり安いので、買う側からしてもハードルが低いので、おすすめされたら買ってもいいかな!って人は多いと思う。
傍観のみで売るのはきついけど、営業をすれば売りやすい商品ではあると思う。
あとはチャンネル登録者が多いYouTuberはかなり一攫千金のチャンスだと思う。
例えばチャンネル登録者100万人越えのおろちんゆーさんはYouTube動画で毎回ラインスタンプの宣伝をしている。
その結果、面白い・ネタ系スタンプの人気ランキングでTOPページに君臨している。
そもそもYouTubeの収益が相当だと思うけど、ラインスタンプの収益も結構な額になっていると思う。
そしてお気づきかと思うけど、自分もこのブログで激しく自分のスタンプを紹介している。
なので何かしらで集客ができるのであれば、ラインスタンプは一定の収入源になりうるんじゃないかと思う。
上手くいけば購入の連鎖が生まれるかも
また、いくつかスタンプが売れていくと、買った人が使う→送られた人が気になる→買う→使う→送られた人が気になる・・・的な連鎖が起こる事も可能性としてはありえる。
なので初動は売れなかったとしても、そのうちぽつぽつ売れるようになっていくかも。
まぁラインスタンプでそれなりの収入を得るなんて夢物語かもしれないけど、一度販売したらラインがなくならない限り商品として残り続けるのでやってみる価値はあると思う。
作るのに時間はかかるけど、普段からデジタルで絵を描いている人なら別に初期費用もかかる事もないのでノーリスクだ。
ノーリスクで夢が見れるんだから、すごくコスパは良いのかもしれない。
ラインスタンプは作ってみると意外と楽しい
という感じでラインスタンプは作ってみたわけですが、労働のわりに実入りは現状ほぼ皆無。
がしかし!
作ってる時はしんどかったけど、いざ自分が作ったスタンプが販売されるとかなり嬉しい。
また、知人が使ってくれたりするのもかなり嬉しかった。
自分が販売しているスタンプはこちらから確認できるので、よかったら見ていただけると嬉しいです。
そして気に入ったのがあれば買って頂けると嬉しいです。
スタンプの成果報告はまた変化があれば記事にしたいと思っていますので、気になる人はこのブログを是非ブックマークしていただけると嬉しいです。
それじゃ