こんにちは。兼子です。
新製品っていったってどうせマイナーチェンジでしょ??
と思った人、正直沢山いると思う。
液タブの性能ってもはや頭打ち感があって、ここ最近でそこまで大きな変化は少なかった。
がしかし!
なんと筆圧検知レベルが従来の倍の16,384段階になっている。
というわけで、今回発売された新製品について紹介します。
Artist Pro16(gen2)とArtist Pro14(gen2)のスペック
今回新製品として発売された液タブは2機種。
Artist Pro16(gen2)とArtist Pro14(gen2)。
ちなみにArtist Pro14(gen2)は2023年9月30日が販売開始なので、現状ではまだ公式ストアからの予約販売のみ。
それぞれのスペックは以下のような感じ。
名称 | Artist Pro 16 (Gen2) | Artist Pro 14 (Gen2)※予約販売9月30日~ |
サイズ | 16インチ | 14インチ |
解像度 | 2560 x 1600 | 1920×1020 |
画面比率 | 16:10 | 16:10 |
色域 | sRGB127% Adobe RGB94% | sRGB127% Adobe RGB94% |
ペン性能(X3Pro) | 16,384レベルの筆圧検知 60°の傾き検知 充電不要 | 16,384レベルの筆圧検知 60°の傾き検知 充電不要 |
液晶 | IPS液晶+アンチグレアフィルム+フルラミネーション | IPS液晶+アンチグレアフィルム+フルラミネーション |
ショートカットキー | なし | なし |
視野角 | 垂直178° 水平178° | 垂直178° 水平178° |
読取制度 | 中央±0.4㎜ コーナー±0.8㎜ | 中央±0.4㎜ コーナー±0.8㎜ |
接続端子 | 3in1ケーブル(別売り) or typeCケーブル | 3in1ケーブル(別売り) or typeCケーブル |
スタンド | 折り畳み式内臓スタンド | 折り畳み式内臓スタンド |
付属品 | ACK05(左手デバイス) | ACK05(左手デバイス) |
値段(公式ストア価格) | 76,980円 | 59,800円 |
2つの違いは解像度と画面サイズのみで、他は基本一緒。
個人的には14インチという、ありそうでなかった大きさが出てきたのが驚き。
14インチ液タブってなんか新鮮な響きがしますよね。
Artist Pro16(gen2)とArtist Pro14(gen2)の特徴
業界初の筆圧検知レベルを兼ね備えたX3 Proのペンがやばい
まずなんといっても今回の新製品の目玉は液タブ側ではない。
なんとペンタブ業界では未だなかった16384段階という筆圧検知レベルを搭載している。
あのWacomすら出してない。
今までの最高が8192レベルだったので、まさにレべチなペンになっている。
ただ正直8192で十分な気がするし、2048段階あたりから個人的にはあまり差を実感できなかったので、どれだけすごいのかはわかりそうにない。
ただもちろん筆圧検知だけがすごいわけではない。
なんとペンのグリップが交換できる。
グリップがベタベタになって、不快極まりない状態になっている絵描きさんにはめちゃくちゃありがたい。
また、前回のペンはグリップがなかったので、持っていると痛くなるし、全体的にプラスチック感があってちょっと安っぽくも感じた(個人的に)。
↑持ちづらかったので輪ゴムを巻く暴挙に出ていたこともあった。
更に読取制度に関しても20%も向上している。
そもそもXPPenは視差が少ないと感じていたけど、更に少なくなって、中央±0.4㎜ コーナー±0.8㎜になった。
更に更に、ペンにはフェルト芯も付属で入っているので、好きな方を試して使う事が出来る。
ペンケースもめちゃくちゃカッコいい。
ショートカットキーはないけど左手デバイスが付属
最近ショートカットキーがついている液タブが少なってきており、今回の製品に関してもない。
代わりに左手デバイスが付属でついてくる...
って感じですよね。
別にキャンペーン期間中限定!とかではなく、完全に付属品となっている。
しかも定価6000円近くする代物。
中にはいらない・・・って人もいるかもだけど、そういう人はメルカリで売ればOK。
本体デザインが結構変わった
また、液タブ本体のデザインも結構変わった。
見ての通り、若干正方形寄りのデザインになった。画面比率も16:9から16:10に変わっております。
今までは、「どれだけ無駄を省けるか!」って感じのデザインだったけど、今回は結構ベゼルが広くとられている。
また画面下部は湾曲を描いており、どうやらこれが手首の疲れを軽減してくれるデザインになっているようです。
正直ぱっと見のデザインは横長のデザインが好きだったけど、デザイン<描きやすさを優先した感じ。だと思う。
紙のような質感のX-Paper Surface
また、画面に貼られているフィルムにも拘っている。
紙のような質感をのフィルムが初期で貼られており、ペンに付属されるフェルト芯と組み合わせる事でかなり紙に近い質感になるようです。
Artist Pro16(gen2)とArtist Pro14(gen2)の購入時の注意点
ちなみに今回の製品では3in1ケーブルが付属されなくなりました。
その代わりにtypeC to typeCケーブルが付属されてます。
つまり、フル機能typeCポートがないPCでは接続が出来ません。
3in1ケーブルが必要な方は、必ずこちらにチェックを入れて買うようにしてください。
性能の進化がすごい
XPPenっWacomに次いでシェア率がナンバー2なんですが、やっぱり独自の進化がすごい。
他がまだやっていない所をどんどん攻めている感じがして、新製品のワクワク感が毎回すごいですね。
※2023年10月追記
というわけで、実機のレビュー記事もありますので、よかったら是非ご覧ください。
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