2022年9月で、スロットをやめてちょうど3年。
それまでの自分は、完全にギャンブル依存症で、本当にどん底にいました。

月18万失ったりして絶望することもあれば

逆に調子がいいと、週7で通い詰めることもあって…。
本当に、パチスロに人生を振り回されるような生活を送ってた。というか、振り回されまくってた。
自分でもそう思うし、周りから見ても完全に依存症だったと思う。

よく辞めれたね…

本当に今打ってないのが奇跡だと思える
自分にとって、ギャンブルをやめられたことは人生最大の快挙って言ってもいい。
正直、履歴書に書けるレベルだと思ってる。
というわけで、ギャンブル依存だった頃のつらい出来事から、最終的にどうやってやめられたのかまでをまとめてみました。
今まさにパチスロやギャンブルにハマっていて、「やめたいのにやめられない…」と悩んでる人は、ぜひ参考にしてもらえたら嬉しいです。
※「今すぐやめる方法だけ知りたい!」って方は、下の目次から飛んでください▼
パチスロとの出会い

そもそも自分は、パチンコ屋に通い出す前まで、ギャンブルなんて大嫌いでした。
人生を簡単に破滅させかねないし、実際まわりにもギャンブルで金欠になってる人が何人もいて、そういう人たちをちょっとバカにしてたくらいです。
でも同時に、「自分はギャンブル依存症になるタイプだろうな」って確信もあった。
お金が大好きだし、人にお金を貸して返ってこないとめちゃくちゃイライラするような人間だったので、間違いなく“金に執着するタイプ”。
だからこそ、「自分がギャンブルなんか始めたら確実にハマるだろうな」と思ってて、絶対に手を出さないって決めてたんです。

じゃぁ何でやりだしたの?

当時の友人がパチンコ依存症だったのが原因です!(人のせい)
依存症の友人の付き合いで始めてしまった

事の始まりは、友人からの執拗な誘いでした。
当時、よく一緒に遊んでいた友人が一人いたんですが、彼がまさに“依存症そのもの”って感じの人で。
自分と遊んでいない時間は、ほぼずっとパチンコ屋に入り浸ってるような生活を送ってました。
今思えば、そんな人とつるんでたのがそもそもの間違いだったんですよね。
…まあ、「後悔先に立たず」ってやつです。
待ち合わせ場所がパチンコ屋の前だったことも多かったし、「パチンコ終わるまでちょっと待ってて」なんて言われることもしょっちゅうで、気づけば自分もその空気に巻き込まれていきました。

そんなことが何度か続いたある日。
いつものように友人と遊んでいたら、突然「パチンコ行こうぜ」と言い出しました。
もちろん自分は即座に断ったんですが、友人は「見るだけで打たないから」と、嘘バレバレなセリフを吐きながら、あっさりとパチンコ屋に入っていきました。
ここで一つ言っておきたいんですが、パチンコを知らない人はぜひ覚えておいてほしい。
「見るだけで打たない」ってセリフは、「ホテルに行って何もしない」ってのと同じくらい信憑性がない。いや、むしろそれ以下です。
パチンコ好きの人間って、店に入った時点で“もう打つ気満々”なんです。
だから、こういう場合はそのまま置いて帰るのが正解。
…でも当時の自分は、そんな割り切りができるタイプじゃなくて、結局一緒に店に入っちゃったんですよね。
初打ちは1パチ
友人は、さっきの発言をまったく悪びれる様子もなく、謝ることもなく、
むしろ堂々と、どこか誇らしげな顔で1パチを打ち始めました。
その様子をしばらく眺めていたんですが、やめる気配は一切なし。
ただひたすら楽しそうに台を打ち続ける友人を見て、「ああ、こいつ本物だな」と思ったのを覚えてます。
そして突然、サンド(※お金を入れる機械)を指さしながら一言。
「お前も打て!初打ちは勝てるぞ!」って。
普段の自分なら、絶対に断ってたはずなんです。
でも、なぜかその時は「まあ…1パチだし、ちょっとくらいならいいか」って思ってしまった。
なぜあのとき、断れなかったのか…。
もう10年以上前のことだけど、今でもたまに思い出して後悔します。
結局その日は、4000円を突っ込んで、ちょこちょこ当たったりしつつ、最後は玉が全部なくなって終了。
初打ちは、特に勝つこともなく、あっけなく終わりました。


ビギナーズラックもくそもなかった
徐々にギャンブルの誘惑を断ち切れなくなる
初打ちは4000円負けで終わったんですが、いったんギャンブルの誘惑に触れてしまうと、もう後の祭りでした。
そこからというもの、友人の誘いがどんどん激しくなっていって──
遠慮なんて一切なしに、パチンコ屋へ連れて行かれるようになりました。
そして自分も、だんだん断らなくなっていった。
たぶん、最初に負けた4000円が悔しかったんだと思います。
「いつか取り返せるはず」って、そんな気持ちがどこかに芽生えてしまっていた。
最初は1パチだったけど、すぐに“スロットってやつも面白いぞ”と教え込まれて、気づけばパチスロの世界にどっぷり。
遊技台の種類が変わると、使う金額も当然大きくなっていって…。
気づけば、暇さえあれば一人でパチンコ屋に行くような生活に変わっていきました。

立派なギャンブル依存症の完成である
ギャンブル依存症は地獄のような日々

パチスロを少しずつ打つようになった自分は、気づけば通う頻度もどんどん増えていって、最終的にはほぼ毎日のようにパチンコ屋に行くようになってました。
その頃には、もう完全に“パチスロ最優先”の生活になっていて、友人と遊ぶ時も、基本的には「集合=パチンコ屋」って感じ。
仕事中もずっと頭の中は「今日は何を打とうか」ばっかりで、
残業なんて入ろうものなら「打つ時間が減る!」ってイライラするし、
いざ打って負けたら、さらにイライラ…。
完全に生活も気持ちも、ギャンブルに支配され始めてました。

もちろん、そんな精神状態じゃ勝てるはずもなく、どんどんお金は減っていきました。
仕事へのモチベーションもガタ落ちで、パチスロにはがんがんお金を使うのに、食費はとにかく削りまくってました。
3袋入りで100円の焼きそばを、毎日具なしで食べるなんてザラでした。
それでもお金はどんどんなくなり、クレジットカードのキャッシングで現金を借りては、次の給料日までに返す…みたいな自転車操業の繰り返し。
当たり前だけど、「このままじゃやばい」って思ってはいたんです。
でも、どうしても辞められなかった。
依存症の人なら分かると思うけど、辞めたいのに辞められないって本当に辛い。
イライラが体の内側からムズムズと湧き上がってくるような感覚になるんです。
まるで体の中をかきむしっているようで、ずっとそのままかきむしり続けて、消えてなくなりたいって思ったこともありました。

それでもパチンコ屋にはいきたい…
本当にパチンコ屋だらけの日本を恨んだし、パチンコ屋に連れて行った友人の事も恨んだ。
それに抗えず、どんどん人生が崩壊していってる自分も情けなくてしょうがなかった。
仕事を辞めて開き直る
そんなやばい日々を送っていたわけですが、事態はさらにヤバくなる。

これ以上・・・?
2018年に色々あって仕事を辞める事となったのです。
すぐ転職しろよ!って話だけど、何故か自分は開き直った。

どうせ何もないし、とことん打ってやろう!!
膨大な時間を手に入れたわけですが、その膨大な時間を全てサンドにぶち込む決意をしたのです。


狂ってる・・・
それに、どこかで「本気で取り組めば勝てるんじゃないか」って気持ちもありました。
実際、仕事を辞めてからの3か月くらいは、まあまあ勝ててたんですよね。
ちなみに、このブログはその頃に開設しました。
当時はギャンブルの収支を逐一報告するブログだったんです。
でも、そんな状態がずっと続くわけもなく、3か月過ぎたあたりからは順調に負けが増えていきました。
辞めないと人生が終わる

仕事を辞めてから5か月ほどが経っていました。
前にも書いたように、最初の3か月は順調に勝てていたんですが、その後の2か月は完全にマイナス収支に。
5か月間での収支はまだマイナスにはなっていなかったものの、家賃や生活費を差し引くと完全に赤字状態。
貯金もほとんどないまま仕事を辞めていたので、お金がまったくなくなってしまいました。
最終的には生活費とパチンコ代をクレジットカードのキャッシングでまかなうようになってしまい、
正直ヤバい状況なのは自覚していたけど、自分を抑えられなかった。
「病院に行け!」って話なんですけど、当時は「絶対病院に行っても治らない」って自信もあったし、
病院に行く金銭的余裕もなかったんですよね。
でも今思えば、これもギャンブルをやめたくない自分の言い訳だったなと。
だって、行こうと思えばキャッシングしてでも病院には行けたはずなんです。
ただ、未来への不安は本当にすごかった。
このまま自分じゃ返せないほどの借金を背負って、人生が詰むんじゃないかって。
ウシジマくんやカイジを読んでいたせいもあって、悲惨な未来がリアルに想像できちゃってたんです。
それでも恐ろしいことに、「たぶんそうなる」って分かっていても、
「もしかしたら勝てるかも!」って思ってしまう自分もいて。
「勝ってまずはキャッシングを返せればなんとかなる!」って、
絶対ムリなのに無理だとわかっていながらも、自分に言い聞かせて打ちに行ってました。

終わりの始まり・・・
辞められないのはプライドが原因
今思うと、依存症になってどんどん奈落に落ちているのに、それでも辞められなかったのは、プライドが原因だったんじゃないかなって気がします。
例えば、ギャンブル依存症の人が「自分はパチスロ依存症だよ!」って周りに言うのは、プライドがないように見えるけど、実は逆の場合が多いんですよね。
- 自分は弱い部分も認められる人間なんだ!
- 自己管理ができてる自分はすごい!
- 依存症なのに気づかない人より、自分の方がちゃんと理解してる
という感じで、冷静な自分をアピールしているだけだった気がします。
もちろん全員がそうってわけじゃないと思うけど、今振り返ると、自分はそんな感じでした。
それに、本当にヤバい状況だってことを悟られたくなくて、あえて自分から笑い話にして話すことで、余裕があると思われたかったんだと思います。
余裕がないくせに、余裕がない人とは思われたくなかったんです。
もし本当にプライドを捨てられたなら、病院にも行くし、家族や友人に本気で相談して助けを求めていたはず。
だからこそ、本気でプライドを捨てられれば、ギャンブル依存症は治りやすいんじゃないかなと思います。
でもね、プライドを捨てるって、めちゃくちゃ難しいんですよ。
実際、自分はできませんでした。

じゃぁどうやって辞めたのよ・・・

それについて今から詳しく解説します
ギャンブル依存を解決する一番の方法は人間関係の改善
本気で人生が詰みかけていた自分ですが、今はなんとかギャンブルをやめることができています。
どうしてここまでの自分が辞められたのかというと、一番大きかったのは「人間関係を改善した」ことだと思っています。
簡単に言うと、
- ギャンブルをする友人とは連絡を断ち切る
- ギャンブルをしない人たちと仲良くする
ということです。
本当はプライドを捨てて周りに相談し、サポートを受けるのが一番だと思うんですが、それがまためちゃくちゃ難しいんですよね。
例えるなら、ベジータに「初対面の人には敬語を使いなさい」と言っても、すぐに敬語が使えるようにならないのと同じで、プライドって長い人生をかけて育まれるものだから、そう簡単に手放せないんです。
丹精込めて丁寧に育てられたプライドは、そう簡単には手放せないもの。
だから自分の場合は、それ以外の方法を使って辞める努力をするしかありませんでした。
ギャンブルを辞めたいならギャンブル友達は切るしかない

あくまで個人的な意見ですが、ギャンブルをやめたいなら、まずギャンブルをする友人とは関わらないことが超大事です。
なぜかというと、人間って引け目に感じていることほど誰かに共有したがるものなんですよね。
パチスロを「健全な遊び!」って言ってる人はいるけど、心の底からそう思ってる人はほぼいないと思います(偏見かもしれませんが)。
実際、「パチンコなんてただのお遊びだよ!」なんて言いながら、彼女や家族には絶対秘密にしてる人も結構います。
気になる異性に「趣味は?」って聞かれて、「パチンコです!」って言える人はほぼいません。
本気で健全だと思ってるなら、誰にでも言えるはずなんですよね。
つまり、みんな心のどこかでパチンコやパチスロを打つことに引け目を感じているんです。
だから、同じような“良くない遊び”をする仲間には強い連帯感があって、そこから抜け出そうとする人を許せないことが多い。
だから、「もうギャンブルはやめる!」って言っても、平気で「打ちに行こうぜ!」って誘ってくる人は山ほどいます。
「行かない!」って断っても、無理やり説得されたり、翌日また誘われたり…。
むしろ、辞めるって宣言したことで、余計に行かせようとする人すらいます。
さらにひどいのが、大勝ちしたときにドル箱の写真を自慢げに送ってくることもあるんですよね。

こんな状況で辞めれるわけがありません!!
だからこそ、ギャンブルを本気で辞めたいなら、まずはギャンブルをする友人とは距離を置くのが大事です。
どんなに大切な友人でも、ギャンブルを続けているなら、その人との関わりはギャンブルをやめるうえで大きな障害になってしまいます。
ギャンブルをしない人間と仲良くする

そして同じくらい大事なのが、ギャンブルをしない人と仲良くすることです。
たとえギャンブルをする友人と縁を切ったとしても、ギャンブルは一人でもできてしまいますからね。
日本はパチンコ大国でもあるので、本当にどこに行ってもパチンコ屋があります。
だからこそ、ギャンブルをやらない人との関係がすごく重要になるんです。
友達でも恋人でも家族でも、とにかくギャンブルをしない人と仲良くしてみてください。
もし新しくそういう人たちと出会えたら、積極的に仲良くなってみるのがオススメです。
ギャンブルをしない人は、「ギャンブルしよう!」なんて誘ってこないし、パチンコ屋を見ても全く興味を示しません。
そういう人たちと一緒にいると、自然と自分も同じような立ち振る舞いができるようになります。
脱ギャンブルにはギャンブル以外のストレス発散が必要
そしてもう一つ、とても大事なのが、ギャンブル以外の遊び方を知ることです。
はっきり言って、ギャンブル依存症になるとギャンブル以外の遊び方がわからなくなってしまいます。
休日の昼間、何をして過ごせばいいのか全然わからなくなっちゃうんですよね。

本当にやばいね・・・
やらない人からしたら信じられない話かもしれないけど、依存症になると本当にギャンブル以外のことが何もできなくなっちゃうんです。
そしてギャンブル以外の遊び方を知らないと、ストレスを発散する方法がなくて困るんですよね。
ストレスがたまると、またギャンブルをやりたくなってしまう。
まさに負のループです。

だからこそ、ストレスを溜めない事や、ストレスの発散方法を知る必要があるわけです
もちろん、自分ひとりでギャンブル以外の楽しみを見つけられればそれでいいんですが、なかなか見つからないことも多いですよね。
そこで頼りになるのが、ギャンブルをしない友人たちです。
ギャンブルをしない人たちは、ギャンブル以外でストレスを発散する方法をちゃんと知っているんです。
そんな友人と一緒にギャンブル以外の楽しい時間を過ごすことで、ストレスが減って、ギャンブルをやりたい気持ちも自然と抑えられるようになります。
誰かと一緒に頑張るは危険
ちなみに、個人的には「誰か(他のギャンブル依存症の人)と一緒に頑張って辞めよう!」っていうのは、あまりおすすめしません。
というのも、依存症を克服するのって正直めちゃくちゃ難しいんです。
もちろん、誰かと一緒だからこそ頑張れるって可能性もゼロじゃないけど、実際のところは、ほぼ確実にどちらかが先にやっちゃいます。
相手が先にやってしまったら、「まあ自分もいいか…」って思っちゃうし、逆に自分が先に手を出してしまったら、それだけでめちゃくちゃ自己嫌悪に陥る。
で、自己嫌悪が続くと、「もうどうとでもなれ!」みたいなヤケクソでリバウンドする可能性が出てきます。これ、結構危険なんですよね。
だから個人的には、誰かと一緒に頑張るよりも、まずは自分一人で「もう辞める」と誓いを立てて、ギャンブルを一切やらない人たちと関わっていくのがオススメです。
人間関係は無理やりにでも改善するしかない

アドラー心理学でも「すべての悩みは人間関係に起因する」と言われているくらい、人間関係って人生においてめちゃくちゃ重要なんですよね。
何かを始めるのも、何かをやめるのも、人間関係が大きく影響してきます。
そもそもギャンブルを始めたきっかけが人間関係、って人も多いと思います。
だからこそ、自分にとって悪い人間関係はちゃんと距離を置くべきだし、
逆に、自分にとってプラスになるような人間関係は、意識して積極的に作っていく必要があると思うんです。
自然に「良い人間関係」ができあがることなんて、まずありません。
だからこそ、自分から意識して動かないとダメなんです。
あと、誤解のないように言っておくと、ギャンブルそのものが“絶対に悪”だとは思っていません。
でも、「ギャンブルをやめたい」って思ってる人に対して、しつこく誘ってくるような人は、明らかに良い影響を与えない存在です。
その人にとっては“ただの遊び”かもしれないけど、自分にとっては人生が大きく揺らぐような問題かもしれない。
そして、もし本当に人生が揺らいでしまったとしても、その人が責任を取ってくれるわけじゃない。
だから、もし今「自分はギャンブル依存症かもしれない」「苦しんでる」と感じているなら、
まずは一度、自分の人間関係を見つめ直してみるのがすごく大事だと思います。
ギャンブル依存症はブログを始めるのも良いかも

また、自分の場合このブログを始めたのも脱ギャンブルに大きな効果があった。
卑しいことを言うけど、ブログってお金を稼ぐ事が出来る。
それについて詳しい方法は以下に書いているので、気になる方は以下の記事を読んでみてください。

どういう仕組みで稼げるのかを超ざっくり説明すると、
ブログに貼った広告を誰かがクリックしたり、記事で紹介した商品を誰かが買ってくれたりすると、少しだけ自分にキックバック(報酬)が入るんです。
つまり、良い記事を書いてアクセスが増えれば増えるほど、お金が稼げるってわけですね。
お金大好きな自分には、これがめちゃくちゃ楽しかったんです(ゲス顔)。
それに、お金を稼ぐ以外にも、自分が書いた記事を誰かが読んで参考にしてくれてるだけでもすごく嬉しい。
今読んでいただいてる、この記事も、毎日数人~数十人くらいに読んでもらえている。
それだけでも実際かなりテンションが上がる。
ブログの開設方法を書いた記事もあるので、気になった方はこちらも是非。

ギャンブルを辞めてからの変化

さて、ここからは「ギャンブルを辞めてからの変化」について書いていこうと思います。
これが本当に、マジで良いことだらけなんですよ。
だから、この記事を読んでくれている「辞めたいけど辞められない…」って人の、ちょっとした糧になれば嬉しいです。
自分の場合、特に大きかった変化が3つあるので、ひとつずつ解説していきます。
1 ストレスの減少
まず一番大きかった変化は、ストレスが圧倒的に減ったこと。
もちろん、勝ったときのアドレナリンはすごくて、「うおお楽しい!!」ってなるけど、あの楽しさって貯金できないんですよね。
ギャンブルでストレス発散しようとすると、勝ち続けないと意味がない。でも、それはどう考えても無理ゲー。
逆に負けたときは、とんでもなくイライラするし、生活が苦しくなってくると、
本当に吐き気を感じるレベルのストレスが襲ってくる。
今思えば、あの時のストレスの感じ方って完全に異常でした。
多分、あのままいってたらガチでハゲてた。
「ストレスを発散するため」にやってたはずのギャンブルで、
逆により強烈なストレスを抱え込んでたわけで、今思うと本当に恐ろしい話です。
その一番の原因だったギャンブルをやらなくなったことで、
ストレスの減少はもう、計り知れないレベルです。
2 好きな物にお金を使ってる

それからもう一つ大きな変化として、お金をちゃんと好きなものに使えるようになったことがあります。
※ちなみに今は、派遣の仕事と、ブログやイラスト関連の仕事で生活費をまかなっています。
正直、収入自体は全然多くないです。でも、ギャンブルさえしなければ、だいたい欲しいものは買えるようになりました。
乾燥機能付きのドラム式洗濯機も買えたし、パソコンも納得いくスペックのものを買えた。
ご飯だって、ちゃんとしたものを食べています。
衣・食・住、どれも困ることはないし、お金も少しずつだけどちゃんと貯まってきてるんです。
以前は、「ギャンブルで勝ったら買おう!」とか思ってても、いざ勝っても次の日にはまたパチンコ屋に行って、結局何も買わない…ってことばかりでした。
ご飯もコンビニで適当に済ませるような生活で、なのに借金は増えていく。
今思えば、本当に意味がわからない生活をしていました。
それと比べると、収入は減ってるのに、お金は貯まるし、ちゃんと欲しいものも買えている。
これって、めちゃくちゃ幸せなことだと思っています。
3 好きな事をやる時間が増えた
そして最後は、時間です。
以前の自分は、暇さえあればとにかくパチンコ屋に行っていました。
だから、ギャンブルをやめると、びっくりするくらい時間が余るんです。
その時間をどうしたかというと、今では自分の好きなことに使えるようになりました。

ブログを書いたり、絵を描いたり、ジムに行ったり、たまにはただゴロゴロしたり――
本当にいろんなことに自由に時間を使えるようになりました。
そして不思議なもので、そうやって時間に余裕ができると、
新しいことにも挑戦してみよう!っていう気持ちも自然と湧いてくるんですよね。
正直ギャンブルを完全に辞めれたとは思ってない

というわけで、ここまで偉そうに「ギャンブルを辞める方法」みたいなことを書いてきましたが、
正直、自分でも完全に辞められたとは思っていません。
正確に言うと、ただ我慢を続けられているだけなんだと思っています。
ふとしたときに行きたくなることもあるし、今でも夢に見ることだってあります。
たぶん、これから先も「もう大丈夫!完治した!」とはならない気がします。
一度依存症になった人がギャンブルを辞めるって、
“死ぬまで我慢し続ける”ことが、実質的な唯一の方法なんじゃないかなと。
ただ、ありがたいことに、我慢は少しずつ楽になっていくんです。
実際、辞めて最初の1年くらいは「行きたいなぁ…」と思うこともちょこちょこありました。
でも、3年も経つと、その「行きたい」という感覚もずいぶん薄れてきました。
もちろん、油断だけは絶対にしないようにしています。
実は以前も、半年以上ギャンブルをやめていた時期があったんですが、出先で急に大雨が降ってきたときに、フラッとパチンコ屋の休憩スペースに入ってしまったことがありました。
その時は打たなかったものの、やっぱりあの空気を吸ってしまうと、当たったときの興奮とか、あの独特の感覚を思い出してしまったんです。
そして結局、数日後にジャグラーを打ちに行ってしまいました。
なので、どれだけ長い期間やめていても、
ほんの些細なきっかけで再びハマってしまう可能性があるということは、絶対に忘れちゃいけません。
ギャンブルの辞め方まとめ
最後に辞め方について簡単にまとめると
- ギャンブル友達とは距離を置き、連絡も控える
- ギャンブルをしない人と仲良くする
- ストレス発散方法を見つける
- ブログは結構おすすめ
という感じです。特に上2つが大事だと思う。
上でも書いたけど、依存症を抜け出すのは相当難しい。
抜け出せたと思ってもあっさり戻ってしまう事もある。
病院に行ったり、自助グループに参加したりっていう手段ももちろんありますが、
やっぱり一番大事なのは、自分を取り巻く「環境」だと思っています。
よく「人は周りの5人の平均になる」なんて言われますが、本当にその通りだなと感じます。
普段よく関わっている5人が誰もギャンブルをやっていなければ、
自然と自分もそこから抜け出せる可能性は高くなると思う。
でも、もしその5人が全員ギャンブルをしているような環境だとしたら…
自分もまた、ズルズルと戻ってしまう可能性が高い。
もし今ギャンブル依存症で苦しんでいる人がいるなら、
ぜひ一度、自分の周りの“5人”を意識してみてほしいです。
そして、たとえ辞められたとしても、絶対に油断しないでください。
本当に、日本って石を投げたらパチンコ屋に当たるんじゃないかってくらい、
どこにでもパチンコ屋がある国なんです。結構マジで狂ってると思う。
だから、一度ハマってしまった人は、一生“我慢する”ことを意識して生きていく必要がある。
正直、自分自身もこの先ずっと我慢できるかはわかりません。
でも、もう二度と、あの頃には戻りたくない。だから、これからも頑張ります。
それじゃ、読んでくれてありがとう!