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【革命】買い切りのクラウドストレージpCloudを試してみた【レビュー】

9月 14, 2024

世はサブスク時代に突入しているといっても過言ではない。一気に取るより、じわじわ吸い続ける方が最終的に儲かる事に多くの企業が気づいてしまったからだ。
クラウドストレージとて例外ではなく、基本的にサブスクスプランに加入が必要となり、使い続ける限り半永久的に吸い続けられる。

例えばGoogleが提供するGoogleワンの場合以下のような料金設定になっている。

容量100GB2TB
料金(月額)250円1300円

そしてAppleのiCloudの場合以下のようになっている。

容量50GB200GB2TB6TB12TB
料金(月額)130円400円1300円3900円7900円

だいたいどこも似たような価格設定になっていることが多いと思う。
それにしても結構良い値段を攻めてきている。安くはないんだけど、妥協してしまいそうな価格設定。
しかし一度払ってしまうと、解約しない限りは永遠に吸い続けられる。

例えば2TBを5年使うと78,000円になり、10年使うと156,000円になる。
まじでサブスクの恐ろしい所はいずれ10万を超える金額を払う可能性があるのに、ぱっと見では安く感じさせてしまう所。

本当にリボ払い並みに恐ろしいサービス。だから自分はなるべく入らないようにしているし、加入しても定期的に解約すべきか検討している。


というか冷静に考えてみると、たった2TBなんだよね。その2TBを10年間、計156,000円も払ったとしても1㎇すら自分の物にならない。あくまで借りているだけ。
「15万払ったんだからちょっとぐらい容量くれよ!!!」って叫ぶ人がいても良いと思う。

最近では車のリースでさえ規定年数借りていると自分の物になるのに、クラウドストレージは1バイトすら自分の物にはならない。


えげつない。


兼子

がしかし

オンラインストレージって便利なんだよね…
万が一PCやスマホが壊れてもオンライン上のデータは無傷。データのバックアップには最適だし、容量の少ないスマホやPCの場合無くてはならないぐらいの存在になっている。
また複数の端末でファイルを共有する際も便利。

仕事上のデータなんかは万が一のためになるべく、オンライン上でも保管しておきたい。
しかしサブスクは嫌...


そんなジレンマを抱えながら生活していたけど、なんと普通に買い切りのオンラインストレージサービスがある事を知った。
てっきりオンラインストレージ=サブスクって思いこんでいたから盲点だった。


というわけで買切り型オンラインストレージサービスを実際に使ってみたので、良い点や悪い点を書いて行きます。

買い切りオンラインストレージサービス【pCloud】

で、その買い切りオンラインストレージサービスっていうのがスイスに拠点がある会社が提供しているpCloudというもの。iCloudのパチモン感があるけど、スイスってのはなんか良いイメージ(偏見)

pCloudの買い切り料金

肝心の買い切り料金が以下の通り

500GB2TB10TB
料金(買い切り)299USD599USD1890USD
料金(サブスク)49USD99USD

ドル表記なのでちょっとややこしいけど、だいたい500GBで42,000円、2TBが84,360円、10TBだと266,300円(2024年9月現在)
ちなみに買い切りとは言いつつも正確には99年間らしい。
それ以上は使えないことになるんだけど、多分100歳を超えてクラウドストレージの心配はしていないと思うから大丈夫。

そもそも99年後にもストレージ問題があるかが疑問。

あと、買切り型って書いたけど、一応サブスクでの利用もできる。
買い切りの方が最終的には確実にお得になるけど、この会社が信用ならない人はとりあえずサブスクで様子を見る事が出来る。

アシスタント

でもちょっとお高くない・・・?

正直外付けHDDやNASに比べても高いよね

兼子


ただなんか今は中秋節のセールで安くなっている。

値段だけでなく、容量も通常より多くなっている。買うなら間違いなくセール中がおすすめ。セールしてなかったらするまで待った方が良い。


ちなみにセールは9月19日まで。
なんか延長しているみたい。


まぁセールで安くなっているとはいえ、それでも1TBが約28,000円となっているので、気軽に買えるほど安いって感じでもないんだけど、今サブスクで利用している人は大半が数年使えば元は取れる計算。


あと注意点としては、セール価格のページで買わないと通常価格で買わされるので注意(怖)
pCloudのページからアカウントを作ったら、右上らへんにいる兎のマークをクリックして特設ページに行ってから購入すればOK。

実際に使ってみた

そんなわけで、このpCloudを実際に使ってみた。

ちなみにプランは無料プラン。

アシスタント

は?

買おうかなとは思ったんだけど、無料でも1~10GB使えるのでとりあえず試してみている。
あと先日アーロンチェア(中古)を買ったばかりで金がない。銀行のストレージはすっからかん。


ちなみに無料で使える容量はミッションをクリアすることで増える。最大で10㎇まで無料で使える。
大半がアプリのダウンロードとか、何かアップロードしてみるとか超簡単な物なんだけど、最終ミッションが「誰かに紹介して登録してもらう」っていう、ボッチには不可能なミッションになっている。


そんなわけで自分は7㎇まで使える事になった。(ボッチ)

pCloudの良かった点

使いやすい

まず使ってみてよかった点は、専用ソフトをインストールすると、ファイルのアップが外付けHDD感覚で行えるので超楽。

エクスプローラーを開くと【pCloud Drive】が出来ているので、ここにファイルを保存すればクラウドに保存されたことになる。

スマホ専用のアプリもあるので、スマホからのバックアップも簡単に行える。


言語に関しても、あと海外のサービスではあるけど、日本にもチームがあるらしいので日本語にもしっかり対応している。

セキュリティーは万全!らしい

セキュリティーの事は詳しくないんだけど、TLS/SSL暗号化技術を使用しているため安全。らしい。
また、世界的に有名な名だたる企業もこのサービスを使っているらしい。

何故グレーのロゴだけなのかがちょっと怪しいけど、誰もが知っているような企業が利用している。

海外クラウドに保存できる安心感

あとやっぱりここ最近日本は自然災害が多い。自分が住んでいる土地が安全とは言い切れない。
なので海外にデータを保管しておけるのはなんとなく心強い。しかもデータの保管先はEUかアメリカかを選べる。

自分が信頼している方に預ける事が出来る。

引用:https://www.pcloud.com/ja/data-regions/

場所を取らない

あと、当たり前ではあるけど場所を取らないのも良い。
外付けHDDにしろ、NASにしろ、容量が大きければそれなりの大きさの機器が必要だし、逆にUSBメモリーなどは小さすぎてどこに行ったか行方不明になる事がある。

オンラインストレージなら外出先に持ち出し忘れも防げるし、場所も一切取らないし無くさないので便利。

pCloudのデメリット

催促がうざい

あと使ってみて感じた不満としては、とにかく有料版を買え!!っていうポップが超出てくる。
というのも今自分が使えるのは7GBなので、すぐ容量は埋まるんだけど、そうなると「容量がもうない!有料版を買え」と催促してくる。

こんなポップや

こんなポップがでる。

アシスタント

なんかウイルスに感染したみたい・・・

マジでこれは本当に萎える。このウイルスを参考に作ったようなポップデザインは絶対変えた方が良い。
というかウイルスに感染したPCを連想してしまうから辞めてほしい。



まぁ容量を買えばこんなポップが出る事はないんだろうけど、仮に買った容量がいっぱいになったら再びこうやってさらに容量を買えと催促がくるのかと思うとちょっと嫌。

あと今メールボックス見たら案の定メールも来てた。

買い切りは素晴らしい

そんなわけで、実際に使ってみた結果、良い面もあったけど、結構なデメリットもあった。

とはいえ買い切りのオンラインストレージは魅力的。
一時PCのみのバックアップに不安に駆られて、Googleワンに登録しようか悩んだことがあったけど、一生クラウドストレージにお金を払い続けるのは絶対に嫌なので辞めた。

Googleの方が信頼感はあるけど、クラウドのサブスクは無理。
なので必要になったら買い切りを選ぶことにする予定。

ただ値段はそれなりに高い。また転送速度も遅いってわけじゃないけど、高速でもない。
絶対消したくない大事なファイルの保管や、作業中のデータを他の端末と共有したい時等は便利かと思うけど、10TBとかそれ以上のデータを使いたい人にはコスパは悪いと思う。

pCloud

pCloud Premium

【デメリット追記】

しばらく使っていたんだけど、2点ほどデメリットがあったので記載します。

1 永遠とアップロードされるバグ

1つ目は多分バグ。PCのファイルを永遠アップロードする現象が起きた。
消しても消してもサーバーが容量オーバーになるまでアップロードが止まらないし、容量オーバーになると催促のポップが出るという地獄絵図。
バックアップ機能や同期機能は何も設定してないし、他の設定も色々いじったけど解決できなかった。

ただ一度PCとのリンクを解除したことで直った。

詳しくは以下の記事で解説していますので、同じ状況に陥った時は参考にしてみて。

2 バックアップや同期機能を使うとサーバーとリンクされる

また、PCソフトをバックアップ機能や、同期する機能があるんだけど、これを使うとPC側のファイルとサーバー側のファイルがリンクされる。
これの何が恐ろしいんだ?って話だけど、何とサーバーのファイルを消すとPC側のファイルも消える。

マジで個人的にだけどこれはクソ仕様だと思う。
一応これも動機やバックアップを停止させてから消せば問題ないんだけど、仕様なので使う人は全員注意してほしい。

サーバーのファイル整理のつもりが、オリジナルデータまで削除される可能性がある。

詳しくは以下の記事で解説しています。

それじゃ

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