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Surface Proは液タブになる?実際に使ってみて感じたメリットとデメリット

3月 22, 2019

先日念願のSurfaceを買いました。
元々2013年に買った富士通のノートパソコンを使っていたのですが、スペックが低すぎてもはや使い物にならなくなっていました。

そんなわけで買い替えを検討していたのですが、自分はデジタルで絵を描くので、「どうせなら液タブにもなるPCが良い!」と思い、色々検討した結果Surfaceに行きつきました。

兼子

Surfaceは画面に直接ペンで描画できるので、液タブ兼PCになるんですよね

というわけで、Surfaceを液タブ兼PCとして使ってみた感想(レビュー)を書いて行こうと思います。
液タブ兼PCを検討している方や、Surfaceに興味がある人は参考にしてみてください。

Surfaceとは

引用:https://www.microsoft.com/ja-jp/

そもそもSurfaceってなんや?って話を先に書いておきます。

「そんなもん知ってるわ!」って人は飛ばしてください。


端的に言えばSurfaceとはマイクロソフトが発売しているPCです。

SurfaceにもSurface ProとかSurface LaptopとかSurface Bookとか色々と種類があるのですが、この記事で紹介するSurfaceはSurface Proの事を指します。

Surface Proはタブレット型のPCで、キーボードはついていおりません。

※別売りのキーボードを付ける事は出来ます。


その代わり画面を指で直接タッチすることで操作できます。
また、別売りのペンと組み合わせる事で、液タブのように画面に直接絵を描く事が出来ます。

ipadとはどう違うの?

タブレットと言うとiPadのイメージが強いかもですが、iPadとSurfaceには大きな違いがあります。

分かりやすく言うと

・iPadはスマホ(iPhone)をタブレットにしたもの。

・Surfaceはパソコンをタブレット型にしたもの。

と考えてもらえばOK。

つまりSurfaceはタブレットでありながらパソコンと同じことができます。
逆にipadはスマホと同じような事が出来ます。


その為それぞれ出来る事や出来ないことが違ってきます。
ただ年々iPadは使えるアプリが増えてきており、ほぼパソコンと同じような事が出来るようになっています。
また、タブレットとしての使い勝手もタッチ操作前提に作られているiPadの方が良いです。

なのでお絵かきメインの場合iPadの方が無難かもしれません。
ただもちろんPC専用のソフトは基本的に使えません。

例えばVtuber製作で主に使われるLive2Dとか、3DCGG制作ができるBlenderなんかはPC用のソフトなのでiPadでは使えません。(記事執筆時点では)
なので自分が何をやりたいかを明確にしたうえで選ぶと良いかと思います。

自分の場合はPCとしてもしっかり使いたいと思っていたのでSurfaceにしました。

Surfaceで絵を描くメリット

というわけで、実際に自分がSurfaceを使っていて感じたメリットについて書いていこうと思います。

メリットその① どこでも描ける

まずは持ち運び性が抜群に良い点。
タブレットPCですから、例えば公園やカフェ、出張先のホテル、実家に帰省する際なども、Surfaceを持っていけばどんな所でも絵を描くことができるんです。


通常の液タブの場合、パソコンに接続して使うことになりますので、場所を変えて描きたいと思ってもデスクトップPCに繋いでる場合はほぼ不可。
ノートパソコン+液タブなら持ち運べないこともないですが、配線数や置き場所を考えたら持ちだすのはかなり面倒。

それにそれぞれ持っていくとなるとかなり重い。



Surfaceは本体重量が1キロもないので、楽々持ち運べます。

実家に帰省する際などはSurfaceと共に帰省しております。
イラストの依頼を受けているときに実家に帰る際も、修正対応などできるのでかなり便利でした。

メリットその② パソコンになる

今パソコンを持っていないけど、これからデジタルで絵を描きたい!って人には特にSurfaceはお勧めできます。
なんてたって絵も描けるし、パソコンとしても使うことができる。

マイクロソフトのofficeソフトも標準搭載なので、エクセルやWordも開いたり編集したりもできます。
上でも書いたように、自分は当時CLIPSTUDIOすたまともに動かせない貧弱なノートPCしか持っていなかったので、まともなPCとしても使いたい思いもあってSurfaceにしました。

また、パソコンになるってことは、Surfaceに液タブや板タブをつないだりすることも容易にできる。

↑実際に液タブに繋いだSurface

Surfaceに液タブをつなぐことでデュアルモニターになるし、板タブの使い心地を知りたいと思った時も手軽に接続して使うことができます。

ここら辺がPCとして使えるSurfaceの強み

メリットその③ 画質が綺麗

結構今のPCや液タブって、画質がフルHD(1920×1080)が多いんですよね。
もちろんフルHDでもSurfaceぐらいの大きさなら充分綺麗ではあります。

しかし

Surfaceは解像度が2880 × 1920となっており、FHDよりも高精細です。
更に色域もsRGB99%とかなり高いので色味も良く、絵描きにはかなりメリットです。

メリットその④ 描き味がそれなりに良い

Surfaceで描いたイラスト

Surfaceのように画面に直接絵が描けるパソコンってのは結構あったりするのですが、なかでもSurfaceは描き味がよかったと感じます。
特にペンの遅延や視差なんかが少なく、描いていてストレスが少なかった。


他の製品で試し描きをした際には結構遅延や、独特の描きづらさがあったので、Surfaceはかなり描きやすい部類だと思います。
ただやっぱり液タブやiPadのようなタブレットと比べると劣る。

Surfaceで絵を描くデメリット

続いて3点ほどデメリットもあるのでそれも克明に書いていきます。

デメリットその① Surfaceペンが微妙

Surfaceが発売しているSurfaceペンは絵を描く事に関しては結構微妙です。

まずペン先がかなり柔らかいゴムみたいな触感で、画面に押し込むとグニョってする。
消しゴムで描いている感じ!は言い過ぎかもだけど、大げさに例えるとそんな感じ。

そして更にこのSurfaceペンは電池式
この電池式っていうのがペンは重くなるし、電池が切れた時に結構めんどくさい。


しかも単6というかなり細い電池で、電気屋にでも行かないと売っていない電池です。
なので自分はAmazonで売っていた非純正のペン先が固いペンを買って使っていました。

新しいSurfaceペン【スリムペン2】が発売

2021年に新たにSurface スリムペン2というものが発売されました。
こちらはペン先が固く尖っており、しかも充電式なので電池不要。

Microsoftより引用

個人的に抱いていたSurfaceペンの不満を取り払われた代物です。

実際販売店舗で使ってみましたが以前のSurfaceペンと比べて描き心地はかなり良いです。(appleペンシルに近い感じ)

ただ、これにも大きな欠点がある。

それが値段。

本体が1万円以上するので、ただでさえ高いんだけど、なんとびっくりの充電器が別売り仕様。 

アシスタント
本体にくっつけて充電できるんじゃないの?
充電は専用の充電器か、充電機能付きのキーボードがないとできない
兼子

つまりSurface Proとペンだけ買っても使う事が出来ないので、別売りの充電器を買うか、充電機能付きのキーボードを買わなくてはいけません。
性能は良くなったけど、本体にマグネットで充電できないのは、あこぎな商売と言わざるを得ない。

デメリットその② 熱に弱い

これはタブレットPCはだいたいそうだと思いますが、すぐ熱くなる傾向にあります。

絵を描くだけで発熱することはあまりないですが、例えば画面録画しながら絵を描いたり、3D素材を使ったり等、高負荷な作業をすると発熱します。

また、PhotoshopやPremiere等Adobe製品を使うと結構発熱することが多かったです。

そのまま無理して使うと、最悪PCがフリーズしたり、落ちたりします。

兼子
これで描きかけのデータが消えた苦い経験もあります。。。

タブレットって薄っぺらい箱の中に液晶やCPU、メモリ、SSDなど、PCの全てを詰め込んでいるので、やっぱり熱がたまりやすいんですよね。

例えるなら満員電車みたいな感じで、常にぎゅうぎゅうに詰まっているので熱の逃げ場が少ない。

逆にデスクトップPCとかはケースが大きく熱が逃げやすいので、タブレットPCと比べて発熱しにくい。

ただこれは冷却ファンを使うことである程度解決できます。

f:id:otimusya24:20190322061505j:plain

ちょっと見えづらいですが、右側に移っているのがSurface。で、その下のが冷却ファン。

こんな感じで冷却ファンの上で使っていればある程度負荷をかけても発熱をかなり抑えられます。
冷却ファンは冷やすだけでなく、角度もつけられるので意外と持っていると便利。

デメリット③ コスパが悪い

そして最後のデメリットがコスパが良くないってこと。
Surfaceは本体も高いし、アクセサリー類も高い。

しかも年々値上がりしている。
2016年ぐらいまではペン付きで12万前後で買えたのに、2024年現在はペンが別売りで20万前後になっている。


その分性能は上がってはいるけど、性能と価格が見合っているかって言われたら微妙。
Microsoftっていうブランド料が年々上がっているイメージ。

液タブとして使う場合のサーフェスのおススメのスペック

一応スペックについて悩む方も多いと思いますが、結論から言うと最新のSurface Proならなんでも大丈夫かと思います。


というのも今の最新のSurface Pro9は、一番安いモデルでもそれなりに良いスペックです。ただ容量が128㎇だと、わりとすぐ圧迫されて動作に影響がでるので、出来れば容量は256㎇以上がおすすめ。
また、注意点としては、Surface Proシリーズの安価版に、Surface Goシリーズってのがあるんですが、こちらはスペックが低く、画面も小さいので、個人的に絵を描きたいならあまりおすすめはしません。

まとめ 大事に使うならあり

というわけで、まとめるとSurfaceは液タブとして十分に使えるタブレットPCにはなるんだけど、コスパは悪い。
正直最近はタブレットPCも結構でているので、他にもっとコスパが良いPCは結構あると思う。

アシスタント

じゃぁSurfaceは辞めた方が良い?

Surfaceならではの魅力もあるので一概には言えないかな・・・

兼子

というのも、Surfaceは本当にカッコいい。持っているとテンションが上がる。
それに人気のあるPCでもあるので、売る時は結構高く売れる。

なので大事使えって買い替えの際に売る事を視野に入れればコスパも良くなる。
後は古い世代の物や、中古で掘り出し物を狙うのもありかもしれない。結構ペンやカバー付きで出品されていることが多いので、初期費用を抑えたい人や、最新に拘りがないならありだと思う。

ただ中古はハズレも多いから、怪しい物は買わないように注意してね。

それじゃ!

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