こんにちは。兼子です。
液タブを買う際一番悩むところはどこか・・・
そう!
サイズです!(異論は認めます)
今や大小様々な液タブが発売されていますので、どのくらいのサイズのものを買うか悩んでしまう人は多いと思います。
また、サイズによって値段も変わってくるので、「本当は大きいのを買いたいけど、ケチって小さいのを買おうかな・・・」って思っている人も多いんじゃないでしょうか。
実際自分も最初は16インチの液タブと13インチの液タブで迷いに迷って、結局13インチの液タブを買いました。
ただ、その後改めて家電量販店で16インチの液タブを試してみたら、全然使用感が違うことに気づいて激しく後悔しました。
結局耐えきれずに、16インチの液タブを買い直しました。
というわけで、13インチと16インチの両方の液タブを使ってみた感想や、違いなどについて書いていきますので、液タブ選びに迷っている人は是非参考にしてみてください。
3インチの差は結構大きい
そもそも自分が13インチの大きさを買ったのは、ちょっと値段をケチったっていうのが主な理由です。
あと元々Surface Pro4(12.3インチ)で描いていたので、同じぐらいの大きさの13インチで十分だろうと思っていました。
実際届いた液タブを使ってみても、特に不満もなく、この液タブで正解だったな!とか思っていました。
がしかし
冒頭でも書いたように、家電量販で16インチの液タブを改めて使ってみると、その違いに驚き、後悔と絶望が押し寄せてきました。
正直実際見た目だけだと13インチと16インチの大きさってそんな変わらないんですが、描いてみるとその違いを実感するんですよね。
例えばスマホなんて1インチ違うだけで、めちゃくちゃ大きさの違いを実感できるわけですから、3インチも違えばそりゃ変わりますよね。
あくまで、個人的になんですが、13インチだとかなり頻繁に拡大縮小使って描いてたんだけど、16インチになると割とそのままでも描けたんですよね。
もちろん細かい所を描くときは拡大は必要ですが、描いてみると「自分の(13インチ液タブ)より全然画面が大きい!」ってなったんですよね。
13インチのサイズ感
ちなみに13インチのサイズ感ってどのぐらいなの?って所ですが、XPPenの公式サイトから読取サイズ(描画できるエリア)の寸法を引用すると
Artist Pro13.3の描画エリア
- 横293.76mm
- 縦165.24mm
となっております。
ちなみにA4サイズの紙のサイズは以下。
A4サイズの大きさ
- 横297mm
- 縦210mm
横の大きさはほぼA4と同じ。
縦がちょっと13インチは短いって感じ。
なのでA4の紙の縦を少し折ればだいたいサイズ感は確認できると思う。
充分な大きさに感じる人もいるかもしれないけど、ちょっと待って欲しい。
まず注意してほしいのが、ペイントアプリはツールウィンドウが出るため、実際描けるサイズはもっと小さい。
どういうことかというと
こんな感じで左右にツールウィンドウが出るので実際に描けるスペースは全然A4サイズではない
実際描画できるエリアはツールウィンドウを除くと上のような感じなわけです。
これはペイントソフトや、使うツールによって異なってくるわけですが、自分の場合
Artist Pro13.3の実際の描画エリア(だいたい)
- 横205mm
- 縦140mm
程になる。
これはA4ではなくA5サイズとほぼ同じぐらいの大きさと言える。(A5サイズ=210mm×148mm)
なので13インチの液タブを買う際は、まずA5サイズの紙を基準に考えると良いかもしれない。
A4って思いきやA5サイズだと、ちょっと小さく感じちゃうね・・・
16インチのサイズ感
次にXP-Penの公式サイトのArtist Pro15.6の読取サイズを引用すると
Artist Pro15.6の描画エリア
- 横345.6mm
- 縦194.4mm
という感じになっております。
もちろんこちらもツールウィンドウなどを表示する事で実際に描画できる範囲はさらに小さくなるわけです。
16インチの実際の描画エリア(だいたい)
- 横250mm
- 縦170mm
13インチと16インチを実際に比べてみた
そんなわけで、16インチを知ってから、13インチがあまりに窮屈に感じるようになってしまったので、16インチの液タブを買い直しました。
それぞれを比較して見るとこんな感じ。
形が全然違ったのと、一人で撮影した関係で上手く撮れなかった。
そして13インチの液タブはすぐ実家に持って行ったので、手元になくなってしまった。。
でも比べてみると結構差がある事がわかるかと思います。
iPadを基準にしてはいけない
あと、これかなり大事なことなんだけど、液タブは大きい方が良いっていうと
「iPadで描いているプロはいっぱいいるし、16インチも必要なくない?」って言われることがあります。
もちろん、小さいタブレットですごい絵を描く人は沢山います。
がしかし
そもそもタブレットはお絵かきソフトが小さい画面用に最適化されていることがほとんどです。
自分もたまに10インチのタブレットを使って絵を描くことがありますが、タブレット用のお絵かきソフトはPC用のソフトとは使用感が別物です。
どういうことかというと、タブレット用のお絵かきソフトってツールの表示を最小限にとどめ、描画エリアを広くとる工夫がこらせれています。
また、アイコンも操作しやすいように大きいし、タブレットは指でのタッチ操作もできるので小さい画面でも快適に使えるようになっています。
対してPCに繋いで使う液タブは、PC用のソフトを使います。
そしてPC用のソフトは、ある程度大きい画面で使うことを想定されて作られています。
また、アイコンや文字もかなり小さいので、画面が小さいと操作も難しくなります。
なので、iPadと同じ基準で考えると、失敗する可能性があるので、ここは十分注意してほしいところです。
机におけるなら16インチ以上がおすすめ
という感じで、自分は13インチの液タブを買って後悔したので、個人的には16インチ以上がおすすめです。
特に13インチと16インチって多分初心者が一番迷うサイズだと思うので、ここはケチらないで選んだほうが良いと思う。
何より大きさに結構差がある割に値段の差はそこまでない事が多いんですよね。
13インチと16インチでだいたい1~2万ぐらいの差だったりする。(性能が同じなら)
XPPenのArtist13セカンドと、Artist16セカンドの値段の差も約1万円しかない。
自分はケチケチ精神でこの1万円をケチったわけですが、液タブって絵を描いている人からしたら、この先何年も毎日のように使い続ける可能性がある。
そう考えるとケチるべき程の値段じゃなかったなと思います。
ただ、もちろん人によっては小さいほうが描きやすい人もいるので、全員が全員でかいのを買ったほうがいい!というわけではありませんので、ご注意ください。
なるべく大きいのが欲しいな。。。でもちょっとケチって13インチ買おうかな。。。って人はケチらないほうが良いと思います!って感じです。
ちなみに予算5万円の人におすすめの液タブを紹介した記事もありますので、よかったらこちらもご覧ください!
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それじゃ