こんにちは。兼子です。
先日XPPenから、かなり高機能な左手デバイス「Pilot Pro」が発売されました。

正直液タブ・板タブ製造メーカーが作る左手デバイスってイマイチな物が多かった。
XPPenでは以前ACK05というデバイスが発売されたが、便利ではあるがこれだけでイラスト用の左手デバイスになるか?と言われると、ならない。
というのもキーがー少なすぎるし、ダイヤルやノブも1~2個しかついていない物が多い。
ACK05レビュー記事は下記で読めます。
結局キーボードと併用することになり、併用するぐらいならキーボードだけでもいいんじゃない・・・?となってしまう。
しかし今回発売されたPilot Proはどうやら違うらしい。
Pilot Proの外観
Pilot Proの外観はこんな感じ。

あきらかに、以前のACK05とは気合の入れ方が違う。

ボタンは全部で19
ボタンの数は全部で19個ついています。
内訳は以下の通り
ボタンの内訳
- ショートカットコマンドボタン・・・12個
- 機能ボタン・・・3個
- ジョイスティック上部のタッチボタン・・・4個
機能ボタンとは恐らくノブとダイヤルの事をだと思います。

左手デバイスで有名なTourBoxのボタン数が14個なので、19ってのは大分多い。

Pilot Proのスペック
Pilot Proの詳しいスペックについは下記の通り。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Pilot Pro |
| サイズ | 130.25mm × 92.5mm × 66.9mm |
| 重量 | 251g |
| バッテリー容量 | 1900mAh / 3.85V(1日4時間の仕様で15日操作可能) |
| 入力電力 | 5V-2A |
| 接続方式 | USB Type-A to C、有線接続、2.4GHzワイヤレスドングル、Bluetooth 5.4 |
| ボタン数 | 19個 |
| 回転操作部 | 3個 |
| ジョイスティック | 1個 |
| 対応OS | Windows 10以降(64bit)、macOS 11.0以降 |
| 対応ソフト | Photoshop、Lightroom Classic、Premiere Pro、DaVinci Resolve、Final Cut Pro、CapCut |
| 値段 | 29,980円 |
登録できるキーの数は100以上
公式ストアによると、Pilot Proは100以上の操作を割り当てられるようです。
でもキーは19個なんじゃないの?
例のごとく、パターンを切り分けることで最大100以上になるようです
パターンとは、つまりチャンネルみたいなイメージで、例えばAというチャンネルに10個のキーを設定し、Bのチャンネルではまた別の10個のキーを登録します。
このチャンネルを切り替えることで実質20個のキーが登録できる!みたいな仕組み。
ちなみにほとんどの左手バイスにはこの機能がついている。
2つのノブと、ダイヤルで細かな調整に対応
Pilot Proには、スモールノブ、ラージノブ、ダイヤルの3つの回転操作部が搭載されています。
これにより、複雑な調整などを直感的に操作できる。
個人的にはこれがこの左手デバイスの最大の目玉ポイントだと思っている。
というのもノブとかダイヤルみたいな直感的に操作できるボタンって、イラスト制作にめちゃくちゃ相性が良い。

画面の縮小拡大や回転、ブラシサイズの変更などがスムーズに行えるので、めちゃくちゃ便利。
長時間作業を考えた人間工学デザイン
また、Pilot Proは長時間の編集作業でも手首や指への負担を抑えやすいように設計されています。

ただ正直この人間工学ってのも、あらゆるガジェット等の決まり文句として多用されまくっているので、どこまで本当に長時間作業を考えているのかは不明。
価格は本気
気になるお値段は29,980円とお高め。TourBoxに比べると安いけど、今まで出した左手デバイスと比べると明らかに高い。
| 製品名 | 価格(記事執筆時点) |
|---|---|
| AC19 Shortcut Remote | 4,980円 |
| ACK05 | 6,600円 |
| Pilot Pro | 29,980円 |
かなり本気で作り込んできたことが伺える価格。
Pilot Proを買わない理由【デメリット】
正直パット見た感じ、TourBoxから乗り換えようかと思ったのですが、辞めました。
その理由は以下の2点
買わない理由
- スマホ非対応
- ボタンの組み合わせが多分出来ない
現状PCのみ対応(Androidやiosには非対応)
まずこのPilot Proは現状ではPCのみにしか対応していません。
以前まではそれで十分だったのですが、自分は昨年からタブレットやスマホで絵を描く事が増えてきたですが、Androidやiosでは使用不可。
同じように作業環境がPC以外の人は使えないので注意してください。
あとあまりいないと思うけど、クロームブックやLinux環境でも使用は出来ないようです。
ボタンの組み合わせが多分出来ない
これは公式ストアの情報には書いてなかったんだけど、多分ボタンの組み合わせが出来ない。
組み合わせというのは、例えばAキーとBキーを同時押しに対してキーの登録が出来る機能の事。
TourBoxの場合これができるんだけど、Pilot Proだとできない。
また、TourBoxはダブルクリックなどにも対応している。

でもパターンを切り替えれば沢山登録できるんでしょ?
できるけど、はっきり言ってパターンを切り替えるのはめんどくさい!
正直パターンを切り替えるには、最低でも1回切り替えボタンを教えてから、割り当てたキーを押す必要がある。
例えばパターン1にブラシのキーを登録し、パターン2に自動選択のキーを割り当てたとします。
すると
- パターン切り替えキーを押す
- 自動選択キーを押す
- ブラシを使う場合はまたパターン切り替えキーを押す
という感じで、頻繁に切り替えキーが必要になる。
組み合わせやダブルクリックに対応していれば、一度の操作で登録できるキーがめちゃくちゃ増える。
そうなると切り替え操作が不要になる
切り替え操作あるのとないのでは、かなり作業効率が変わってくるので個人的には組み合わせやダブルクリックに対応している物がおすすめ
現状はTour Boxがおすすめ
正直見た目はめちゃくちゃカッコいいし、直感的に操作ができるノブやダイヤルが3つあるのはかなり魅力的。

ただ左手デバイスとしてしっかり使いたいなら、TourBoxがおすすめ。
TourBoxならワンアクションに登録できるキーの数がめちゃくちゃ多いし、Elite Plusという機種ならAndroidやiosにも対応しています。

ただもしかしたら今後のソフトウェアのアップデートで対応機種が増えたり、組み合わせに対応するかもしれない・・・
そもそもソフトウェアのアップデートでそんなことできるのかは知らんけど。
それじゃ
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