こんにちは。兼子です。
自分は以前から液タブが好きで、ブログやYouTubeでも液タブ派として公言してきたのですが、先日なんと板タブを買ってしまった。
裏切り・・・
一応言い訳があるので聞いてください…
そもそもの発端は椅子を買った事に始まっている。
以前ブログでも書いたんだけど、自分は今年の夏にアーロンチェアを買ったのです。(中古)
これでより一層自宅での作業が捗るぞ!と思ったのですが・・・
ところがどっこい(古)
別に全然長時間作業が楽になった!なんてことはなく、以前と変わらず長時間作業をすると腰が痛くなる。
莫大な投資(7万)にまったく見合ってない!と激怒ぷんぷん丸になりかけていたのですが、ある機能を使うと大分座るのが楽になったのです。
その機能がリクライニング機能。
てっきりアーロンチェア=前傾チルトって思っていたんだけど、前傾チルトを使っても自分は全く良い効果を得られませんでした。しかし逆にリクライニングを使うと以前より明らかに快適に作業できるようになった。
もちろんリクライニングといっても、完全に寝かせて使うわけではなく、より掛かるとほんの少し後ろに傾きつつ、適度に背中を押し返してくれるぐらいの強さ。
アーロンチェアはリクライニングの強さをかなり細かく調整できるので、いい感じの強さに設定できます。
この絶妙な強さのリクライニングがかなり腰に良い気がする。
これなら、以前より快適に作業ができそう!!!って思ったんだけど・・・
ところがどっこい(2)
液タブとリクライニングは相性が悪い。
無理ではないけど、やっぱりどうしても気づいたら前傾になる。
そんなわけで、身体のことも考えて後傾姿勢で絵を描くことができる、板タブに乗り換えよう!となったわけです。
で、せっかくなら気持ちを上げるためにも良い板タブを買おう!と思い、以前さいとうなおき先生がべた褒めしていたたXencelabs(センスラボ)の板タブを買うことにしました。
Xencelabs MediumBundleSEを中古で購入してみた
センスラボの板タブを買うと決めたわけですが、正直高いし本当に板タブに移行するかは謎でもあったので、中古で買いました。
ちなみに自分は新品価格の半額くらいのものを買いました。
で、実際に届いた物がこんな感じ。
まじでめちゃちゃきれいな状態で届きました。替芯も使った形跡がなく、我ながら当たりを引いたなとと喜んでいました。
もちろんオチもなく、実は壊れていたとか、臭かったとかもない。本当に新品同然の物が届いた。
Xencelabsの使い心地について
というわけで、実際にしばらく使ってみたので、レビューを書いていこうと思います。
まず描き心地に関してですが、正直板タブって液タブほど機種による差がでないものなので、他と比べて抜群に良いってわけでもないんだけど、描き心地で気になる所はもまったくなし。
↑実際に描いてみた絵。
遅延やカクつきなんかは全然ないし、描いていてストレスに感じるようなことは全然ありませんでした。
ペンが2本ついているのは良い
あと描き心地の他にも良かった点がいくつかあって、まずペンが2本なのが良かった。
正直2本つけることで値段が上がっていると思うと納得できない気もしていたんだけど、想像以上に2つのペンの描き心地が違った。
最初は太軸のペンのほうが絶対良いだろって思っていたんだけど、細軸のペンはなんだか疲れにくくなる気がして、正直どっちも捨てがたかった。
結局自分は太軸のほうを使うことにしたんだけど、これはまじで好みが出るところだと思うので、2本をじっくり試せたのは面白かったです。
でも自分の好みを把握している人は2本必要なくない?
万が一を考えるとあって損はないと思う
というのも、ペンって壊れることもあるので、予備が1本あるのは決して無駄ではない。
それに気分転換でペンを変えたりもできるので、ペンが2本ついてくるって悪いことではないんだなと気づきました。
パームレストが良い
あと結構軽視されがちなパームレスト。これがめちゃくちゃ良い。
パームレストって何?
この板タブ、下部が滑らかなカーブを描いているんだけど、これがあるのとないのだと大分違う。
手首をしっかりつけて使うことができるので、疲れにくいし痛くなりにくい。
正直あることで図体がでかくなるっていう欠点もあるんだけど、個人的にはあったほうが良い。
左手デバイスは可もなく不可もなく・・・
また、付属の左手デバイスについては、液晶付きなのでかなり高級感があるし、どこになんのキーを割り当てたかさっと確認できるので便利です。
ただキーは8個、ダイヤル1個というのは少ないので、めちゃくちゃ便利ってほどでもない。
ショートカットキーをあまり使わない人にとっては良いかも知れないけど、20とか30ぐらい使う人にとってはあまり作業効率は上がらない気がします。
それに慣れるとあまり画面を見ることはないので、液晶付きっていう恩恵もさほどないような気もします。
あったらあったで使い道はあると思うけど、絶対あったほうが良いってほどのものでもない。
TourBox等と比べるとかなり物足りない。
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唯一気になった点が大きさ
この板タブ、描き心地に関しては本当に良かったんだけど、唯一大きさがちょっと気になった。
というのも自分が買ったのがMサイズなんだけど、大分デカい。
上でも書いたように、パームレストがあるので、どうしても縦幅が広くなってしまうのだけど、そのせいで机がかなり圧迫されます。
他社のMサイズ感覚で買うと大分ズレが生じる可能性があるので、事前に大きさは確認することをおすすめします。
Medium(W×H×D) | 本体のサイズ・・・320.5 x 232.5 x 8 mm 作業エリア・・・262.4 x 147.4 mm |
Small(W×H×D) | 本体のサイズ・・・234.18 x 184.66 x 8 mm 作業エリア・・・176.10 x 99.05 mm |
また液タブに乗り換えた理由
という感じで大きさ以外気になる点はなく、個人的にはかなり満足いく板タブでした。
がしかし
結局数ヶ月使った後、液タブに戻ってきてしまった。
なんで?
全然深い理由はなくて、単純に慣れ・・・
最初は良いじゃん!って思ってたんだけど、やっぱり7年以上液タブを使ってきたため、どうしても液タブのほうが作業が早い。
ふとした瞬間に、「やっぱ液タブのほうが・・・」という思いがよぎる。
まだ数ヶ月しか使ってないんだからそりゃそうだろ!って話ではあるんだけど、結局液タブに戻してしまった。
でもそもそも作業効率ではなく体を労る目的で乗り換えたんじゃ・・・?
それは別案で対応していくことにしました
それについてはまた別途記事にしたいと思いますので、ご興味ある方は良ければこのブログをブックマークしてくださると嬉しいです。
それじゃ!