こんにちは。兼子です。
XP-Penといえば安価の液タブや板タブを販売しているメーカーって勝手なイメージを持っていたのですが、そのXP-Penさんからついに4Kタッチ機能付き液タブ、Artist Pro 16TPが発売されました!
今までフルHD解像度が主だったのですが、今回の液タブはなんと4Kの液晶モニターがついた液タブです。
ちなみにXP-Penでは4Kは初めてで、今まで一番良い解像度のものでも24インチの液タブでQHDの解像度でした(2560×1440)
HUIONやGAOMONでも4Kモニターの液タブをだしたところは恐らくまだないと思うので、これを期にどんどん出てくるんじゃないかなと思います。
(2021年6月現在)
※2021年7月追記
HUIONさんからも4K液タブが発売されていました。
安価な液タブメーカーが高性能機種を出したわけですが、今後の発展を考えてなんかワクワクしますよね。
というわけで今日はこのArtist Pro 16TPのスペックやワコムの4K液タブとの比較をしていこうと思います。
4Kの液タブを買おうか悩んでいる人は是非参考にしてみてください。あくまで買ったわけではなく、兼子が調べたことをまとめた記事となりますので、ご了承ください。
Artist Pro 16TPのスペック
まずArtist Pro 16TPのスペックについてですが
解像度 | 4K(3840×2160) |
サイズ | 15.6型 |
色域 | Adobe RGB92% sRGB124% |
タッチセンサー | マルチタッチ対応 |
ペン | 8192レベルの充電不要 60°の傾き検知 |
接続 | USB typeC or HDMI |
といった感じです。
4Kなのはもちろん色域も今までのもモデルより高くなっており、色もより綺麗に発色できます。
またタッチセンサーも搭載されていて、指で操作ができるようになっているため、拡大縮小などを指で操作したりなど、よりキー操作を省いて絵を描き進められそうです。
サイズは現状15.6型のみなので、恐らく一番売れ行きのあるサイズのものから製造して、売り上げなどをみて今後サイズのラインナップは増えていくのかと思います。
ショートカットキーが無くなった
ちなみにショートカットキーはなくなりました。
恐らくタッチセンサーが対応したことで指で操作ができる分要らないと判断されたのでしょう。
また、ペンを裏側にすると消しゴム機能になる要素も追加されているため、消しゴムもキー操作不要で使うことができるようです。
無くなった機能はしっかり補っているわけです。
Artist Pro 16TPの値段
一番気になるのが値段ですが、2021年6月現在111,000円
安価が売りだった為高いな!って印象にはなってしまいますが、冷静に考えて4Kの液タブが11万ってのはひと昔前じゃ考えられないほど安いですよね。
サイズも15.6型で結構大きいですし、高いけどスペックを考えたら安い!ですよね。
Artist Pro 16TPのデメリット
ちなみに自分は買ってはいないのですが、レビューを見るとペンが微妙って事が結構書かれています。
その理由がボタンが一つしかなくて不便。とのこと。
よく見ないとわからないけど、どうやらペンのボタンは一つしかないらしい・・・
また、画面もかなりツルツルするとのこと。
Wacomの4K液タブ【Wacom Cintiq Pro 16】との比較
やっぱり他の4K液タブとの比較を知りたい!と思ったので、同じ4Kの液タブを出しているWacomの16インチのサイズの物と比較してみました。
まずWacomのCintiq pro16のスペックはこちら
解像度 | 4K(3840×2160) |
サイズ | 15.6型 |
色域 | Adobe RGB90% |
タッチセンサー | マルチタッチ |
ペン | 8192レベルの充電不要 傾き検知対応 |
接続 | USB typeC |
色域が若干低いぐらいで基本的に表面上のスペックに差はほぼないです。
なのでまず一番の大きな違いは値段。というわけですが、Amazonでの価格は約16万6千円。
XP-PENと比べて5万円以上高いです。
そこは老舗Wacomのブランド料なのでしょうか・・・
また、発熱が結構するという声がちらほらありました。
値段を少しでも安くしたいならXP-Pen、高くても良い人や、ペンのボタンが一つしかないのは絶対嫌!って人はWacomが良いかと思う。
4K液タブを買う際の注意点
もし4Kの液タブの購入を考えている人がいたら、注意してほしいのですが、まずPC側が4K出力に対応していないと4Kで表示はできません。
なので買う前にお使いのパソコンの出力の確認をお忘れなく!
最近のPCは基本出力できるものが多いですが、一昔前のPCや安価なPCだと対応していなかったり、対応していてもスペックが低すぎると負荷がかかりすぎてしまうので注意してください。
それじゃ!