こんにちは、兼子です。
先日HUAWEIさんの最新オーディオ機器、HUAWEI freebuds 5iをご提供頂きました。
HUAWEI公式ストアでは、なんでも同価格帯最強クラスのノイズキャンセリングを搭載しているとの記載が。
って思ってる方も多いと思う。
というわけでこのイヤホンを実際に使ってみたうえでのレビュー記事を書いていこうと思います。
現在イヤホンを探している方や、ノイズキャンセリング重視の方は是非参考にしてみてください
HUAWEI freebuds 5i 開封レビュー
まずは入っていたものを紹介。
箱を開けると本体が出てくる。
色はAmazon限定のセラミックホワイト。
本当に真っ白で新庄監督の歯ぐらい白い。
そしてこの下に備品類が入っている。
基本的なワイヤレスイヤホンの中身って感じで、特別変わった物は入っていない。
イヤーチップは、本体にMサイズが付いていて、それとは別にSサイズ、Lサイズが入っている。
HUAWEI freebuds 5iのスペック
FreeBuds 5iのスペックはこんな感じ。
名称 | HUAWEI FreeBuds 5i セラミックホワイト |
サイズ(イヤホン単体) | 30.9×21.7×23.9mm(高さ×幅×奥行き) |
サイズ(充電ケース) | 48.2×61.8×26.9mm(高さ×幅×奥行き) |
重量(実測値) | イヤホン約5g ケース込みで約44g |
バッテリー | イヤホン単体で7.5時間 ケース込みで28時間 |
バッテリー(ノイズキャンセリングON時) | イヤホン単体で6時間 ケース込みで18.5時間 |
充電時間 | イヤホン60分 ケース110分(ワイヤレス充電非対応) |
接続 | Bluetooth5.2 マルチポイント対応 |
ドライバー | 10 mmダイナミックドライバー |
機能 | アクティブノイズキャンセリング、通話ノイズキャンセリング、トランスペアレンシーモード |
防水性能 | IP54 |
価格(2023年4月現在の公式ストア価格) | 11,800円 |
HUAWEI freebuds 5iの特徴
この製品の特長はなんだ?っていうと、冒頭でも書いている通り同価格帯最強クラスのノイズキャンセリング機能。
単純に42dbまでのノイズキャンセリングが出来るってだけじゃなく、AIが周囲の音を区別して、イヤホンからの音をよりクリアにしてくれる機能が備わっていたりと、かなり高機能なノイズキャンセリングになっている。
他にも魅力的な機能があるので、その辺は後述していきますが、とにかくノイズキャンセリング機能にかなり力を入れているイヤホンとなっている。
接続方法について
接続方法は、ケース横にボタンが付いているので、蓋を開けた状態でそこを長押しすることでペアリングモードになる。
HUAWEI freebuds 5i実際に使ってみての感想
というわけで実際にこのイヤホンを使ってみての感想を書いていく。
外観のデザインはデメリットあり
まずデザインについて触れると、見ての通りかなり丸みを帯びていて、手の収まりが良い。
また、重量に関しても非常に軽い。
ケース込みで余裕で50gを切る重量。結構ワイヤレスイヤホンは50gを超えるものが多いので、かなり軽い方だと思う。
大きさ的にもポケットに入れてもかさばらず、丸いフォルムなので角が立つこともない。
しかし、気になった点もあって、イヤホンが結構滑る。
イヤホンがかなりツルツルした質感なので滑って落としそうになる。特にケースから出す時に勢い余ってツルって行きそうになる。
また、ケースに戻す際も結構入れづらい。
縦に差し込んで収納するので、しっかりケースを見ながら入れないとなかなか上手く入らないし、上でも書いたようにすべる。
なのでケースの出し入れは注意が必要。
着け心地について
耳の着け心地に関しては、いたって普通。
よくあるカナル型イヤホンって感じ。
特段装着しづらいとか、落ちやすいって感じはない。
耳の形にもよるけど、自分はランニング中に付けても落ちたりはしなかった。
音質について
HUAWEI FreeBuds 5iはLDACコーデックに対応しており、ハイレゾ音質で音楽を聴く事ができる。
というわけで、その音質を確かめるべく、Amazon Music unlimitedに加入し、ハイレゾ音質を経験してみた。
語彙力が無くて申し訳ないのですが、高音質の曲をノイズキャンセリングと併用して聞くと、本当にライブ会場みたいな感じ。
また、音のバランスが良くて高音が強いとか、低音が強いみたいな偏った感じもない。
他の方のレビューなどを見ても、低音域と高音域のバランスが非常に良く、クリアに聞こえるってレビューが多い。
また音の情報量も非常に多く、楽器一つ一つの音がよく聞こえる。
ちなみにアプリの方から音質を調整できるんだけど、ややこしい設定は必要なく、低音強調か高音強調、またはデフォルトの三種類のみの設定項目になっている。
上級者には物足りないかもしれないけど、あまり詳しくない人は設定するのが難しいので、これぐらい単純だとありがたい。
低音強調にしてみると、本当にお腹とか胸のあたりに響くような音質になる。
ノイズキャンセリング性能について
このイヤホンの目玉機能が何度も書いたように、強力なノイズキャンセリングになるんだけど、ノイズの消し方の拘りがめっちゃすごい。
Free Buds 5iはイヤホンに外側内側と2つのマイクがあるんだけど、外の音と耳の中に入ってくる音(雑音)を検知しているらしい。
その上で雑音にあった相殺音波を繰り出し、雑音を消している。
更になんと!
個人の耳の形まで検知しており、その耳に合ったノイズキャンセリング方法を提供してくれているらしい。
ここまで徹底したノイズキャンセリング方法は、同価格帯ではありえない!って事で「同価格帯最強クラス」を謡っているわけだ。
ただ個人的には強力っていうより、バランスが良いって感じた。
というのもノイズキャンセリング自体は、以前買ったEarFun Air Pro 3の方が強い気がする。
ただ、何ていうか雑音の消し方が綺麗。
適度に周りの音も残しつつ、不快な雑音はしっかりボリュームダウンって感じ。
EarFun Air Pro 3はすべての音をボリュームダウンって感じ。
どっちが良いかは人それぞれだと思うけど、正直同価格帯最強クラスのノイズキャンセリングっていうと、物足りなさを感じてしまうかもしれない。
ちなみにこれはあくまで音楽を流さない状態。
ノイズキャンセリングをオンにして音楽を聴くと本当に周りの音が消こえなくなる。
なので歩いていると背後の車に気づかないし、電車のアナウンスもほとんど聞こえなくなるので、そこは充分注意してほしい。
また、ノイズキャンセリングのレベルが選べるんだけど、個人的にはウルトラ一択。
公式サイトでは場所によって変えられる!ってあるけど、ぶっちゃけそこまで差がないのと、変えるのがめんどくさいので、ノイズキャンセリングしたい時はウルトラ。
周りの音を聞きたい時は、外音取り込みを使っている。
外音取り込み機能について
外音取り込み機能に関しては、イヤホンを外している時と同じぐらい周りの音が聞こえてくる。って感じ。
普通イヤホンをすると耳がふさがれるで、例え音楽を聴いていなくとも周りの音が聞こえづらくなりますよね。
その聞こえづらくなった部分を補完しているって感じ。
強すぎず弱すぎず良い塩梅。
外を歩くときなどはこの機能を使えば、音楽を聴きつつ周りの音も聞こえるので安心。
ただどの機種もそうだと思うけど、外音取り込み時は「サァーーー」って感じの雑音も一緒に聞こえてくるので、その分イヤホンをしていない時より騒がしく聞こえると思う。
複数デバイス持ち必須のマルチポイントにも対応
また、自分はマルチポイントに対応しているかをめちゃくちゃ重要視している。
家では基本PCから音楽を流すことが多く、外出時はスマホを使っているので、ここを切り替え作業なしで接続してくるのはめちゃくちゃ便利。
それを行ってくれる機能がマルチポイントってやつなんだけど、このFree buds5iにも備わっている。
更に優先デバイスの選択までできるので、例えばスマホとPC同時に音楽を再生させたらどっちの音を優先してイヤホンに流すかを選択できる。
優先度や、接続されているデバイスもドライバーから見れるのでかなり親切設計。
ドライバーがすごい
個人的に感動したのが、HUAWEIのドライバー。
本当に使いやすいし、多機能。
上で書いたように、ノイズキャンセリングの設定とか、マルチポイントの優先度まで決められるんだけど、なんとイヤーチップの適合テストなんかまである。
何それ?って感じだけど、要はイヤホンが自分の耳に合っているか判断してくれるテスト機能。
もし自分の耳にあっていない場合、別のチップを試す事をすすめてくれる。
イヤーチップって自分の耳に本当にあっているのか不安に駆られることがあるので、テストをすると自信が持てるようになる。
また、イヤホン本体のジェスチャー機能の変更もできる。
ここまで変更できるイヤホンって多くはないと思う。
かゆい所に手が届くし、ユーザーがどこがかゆいのかよく考えている。
低オーディオ遅延モードもある
公式サイトのスペックには低遅延モードの記載がなかったけど、実際には設定から低遅延モードにできる。
自動設定とかはないけど、アプリから手動で設定ができる。
バッテリー持ちも良い
ノイズキャンセリングのウルトラモードで3時間PCから音楽を再生し続けた結果がこちら。
約50%になったので、単純計算ノイズキャンセリングで6時間ほど持つ。
だいたいメーカー記載の公表値と同じぐらいだと思う。
これだけ持てば基本充分だと思う。6時間以上イヤホンを付ける人ってそういないし、そもそも耳も痛くなるので辞めた方が良い。
ケース込みだとノイズキャンセリングON時でも約18時間持つので、丸1日は使える。
寝る前に充電器に挿しておけば基本的に問題ないし、1日2~3時間しか使わないなら1週間ぐらい持つ。
欠点という欠点がFree Buds 5iにはない
なんだかんだ言って、個人的に感じたこのイヤホンの特徴は欠点という欠点がない。って所だと思った。
公式サイトでは同価格帯最強クラスのノイズキャンセリングを押しているけど、それよりもなによりも特別大きな不満がないのはすごい。
文言としては地味だけど。
自分は以前までEarFunのAirpro3というイヤホンを使っていたのだけど、このイヤホンは1万円以下という価格なのに対してかなり高機能。
マルチポイントにも対応しているし、ノイズキャンセリング性能も高い。
1万円以下のイヤホンとしてかなり満足度は高いと思う。
しかし、結構嫌な欠点もあって、何も再生せずにイヤホンをしていると、「ジッ…ジリ…ジッ…」という機械音?がする。
しかも左側だけ。
レビューでも同じような症状が書かれていたので、たまたま不良品を引いたわけではないと思う。
他にも極端に電池持ちが悪いとか、ジェスチャー機能の誤作動が多いとか、接続が安定しない!みたいな欠点があるイヤホンってあったりするけど、Free Buds 5iにはそういった欠点がない。
故にこれだけの高評価率になっている(2021年4月現在)
また、HUAWEIの商品はサクラチェッカーを使ってみても、0%なので評価の信頼度も高い。
Free Buds5iとFree Buds Pro2の比較
一応倍以上値段が違うFree Buds Pro2と何が違うの?ってことについても触れておく。
名称 | HUAWEI FreeBuds 5i | HUAWEI FreeBudsPro2 |
サイズ(イヤホン単体) | 30.9×21.7×23.9mm(高さ×幅×奥行き) | 29.1×21.8×23.7mm(高さ×幅×奥行き) |
サイズ(充電ケース) | 48.2×61.8×26.9mm(高さ×幅×奥行き) | 67.9×24.5×47.5mm(高さ×幅×奥行き) |
重量 | イヤホン約5g ケース込みで約44g(実測値) | イヤホン約5.8g ケース込み約63g(公式サイトより) |
バッテリー | イヤホン単体で7.5時間 ケース込みで28時間 | イヤホン単体で6.5時間 ケース込みで30時間 |
バッテリー(ノイズキャンセリングON時) | イヤホン単体で6時間 ケース込みで18.5時間 | イヤホン単体で4時間 ケース込みで18時間 |
充電時間 | イヤホン60分 ケース110分(ワイヤレス充電非対応) | イヤホン40分 ケース60分(ワイヤレス充電対応) |
接続 | Bluetooth5.2 マルチポイント対応 | Bluetooth5.2 マルチポイント対応 |
ドライバー | 10 mmダイナミックドライバー | 11 mmダイナミックドライバー |
機能 | アクティブノイズキャンセリング、通話ノイズキャンセリング、トランスペアレンシーモード | デジタルクロスオーバー技術 / アダプティブEQ / アクティブノイズキャンセリング / 通話ノイズリダクション /
低遅延モード |
防水性能 | IP54 | IP54 |
値段(2023年4月現在の公式ストア価格) | 11,800円 | 26,800円 |
正直あまり違いがぱっとしないけど、一番大きな違いは単純に音質。
ドライバーの大きさが1㎜違うっていうのもあるけど、Pro2はイコライザーを使ってかなり細かく設定できる。
5iの方は上でも書いたけど、低音強調、高音強調、デフォルトの3種類しか選べない。
なのでとにかく音質志向の人はPro2を買った方が良いと思うけど、ハイレゾで聴ければOKって人やそこまで音質に強いこだわりがなければ5iでも充分だと思う。
あとワイヤレス充電に関してもPro2のみ対応になっている。
HUAWEI FreeBuds 5iは完成度が高い
というわけで、Free Buds5iのレビューでした。
1万円越えっていうのは正直めちゃくちゃ安いってわけではない値段だけど、機能や性能は値段以上の物になっている。
何より全体的な完成度が高い。
ケースからの出し入れがし辛く、滑りやすいってのはちょっと気になったけど、それ以外は本当にすごく良い。
これから初めてワイヤレスイヤホンを買う人にもおすすめ。
それじゃ!