こんにちは。兼子です。
先日HUAWEIさんよりHUAWEI WATCH GT Cyberをご提供頂きました。
GT Cyberは2023年4月現在、HUAWEI最新のスマートウォッチとなる。
自分は今までスマートバンドなるものしか使った事がなかったので、自信初のスマートウォッチになる。
というわけで、このHUAWEI最新のスマートウォッチをレビューしていきたいと思います。
また、以前使っていたHUAWEI Band6との比較もしていく。
今スマートウォッチを探している方や、Band系と迷っている方は是非参考にしてみてください
HUAWEI WATCH GT Cyber開封レビュー
というわけで、まずは内容物から紹介します。
箱を開けると中から箱が2つ出てきます。
って感じですが、HUAWEI WATCH Cyberは時計本体とケースが別々になっている。
その為、それぞれ別々の箱に入れてあるようです。
中身を全て取り出すと、
こんな感じ。
リューズを取り外す器具って何?って感じですが、本体についているリューズはこの器具を使えば取り外せるらしい。
ただ基本外す必要はない。
ケースによってはリューズの付け替えが必要になるんだけど、ゴールデンブラックやミッドナイトブラックでは必要ない。
今回は提供品になるので、ケースはゴールデンブラックが入ってました。
本来はミッドナイトブラックが入ってます。
HUAWEI WATCH GT Cyberのスペック
HUAWEI WATCH GT Cyberのスペックはこんな感じ。
名称 | HUAWEI WATCH GT Cyber ゴールデンブラック |
サイズ | 47,4 mm × 44,4 mm × 10,2 mm |
手首サイズ | 140–210 mm |
重量 | 78g |
ディスプレイ | 1,32インチAMOLEDカラースクリーン
466 × 466ピクセル、PPI 352 |
材質 | ナノセラミック+316Lステンレススチール |
センサー | 加速度センサー
ジャイロセンサー 磁気センサー 光学式心拍センサー 気圧センサー |
ボタン | 回転式クラウン |
充電 | ワイヤレス充電 |
対応OS | HarmonyOS 2以降、Android 7.0以降、iOS9.0以降 |
防水 | 5ATM |
通信規格 | GPS内蔵(GPS + GLONASS + Galileo + BeiDou + QZSS)
Bluetooth対応 |
バッテーリー | 通常使用で約7日間 ヘビーユースで約4日間 |
マイク、スピーカー | 内臓 |
価格(2023年4月現在) | 32,780円 |
手首サイズや重量はケースによって若干変わってきます。
シーブルーとムーンホワイトは手首サイズが130-200 mmとなります。
また重量はミッドナイトブラック、スペースグレーが58g、シーブルーとムーンホワイトは68gとなります。
容量は2GB
ちなみにこのスマートウォッチは音楽を取り込むことができるんだけど、その容量は最大2GBぐらい。
ちなみに公式サイトで容量の情報がなかったんだけど、アプリで容量の確認が出来ました。
いくつかアプリや待ち受けの文字盤を追加で入れた状態でこのぐらいだったので、多分最大2GBと思っておけば大丈夫。
1曲5MBだと仮定するとだいたい最大で400曲ぐらい入る。
HUAWEI WATCH GT Cyberの特徴
ちなみにこのスマートウォッチの一番の特徴は上でも書いている通り、ケースを変えられるって所。
本体をケースから外すことで、全然違った見た目になる。
気分や場所によってケースを変える事が出来るってのが大きな特徴となっている。
着せ替え方法はこんな感じ▼
もちろん着せ替えがメインってわけではなく、他にも魅力的な特徴がある。
個人的にいいなと感じたのは以下。
・電池持ちが約1週間
・スマートウォッチに音楽を取り込める
・GPS搭載でスマホ単体で距離や経路を記録できる
・心拍・血中酸素の測定や、睡眠モニタリングができる
という感じ。詳しくは後述していきます。
スマホとの接続方法
接続の際は、HUAWEIヘルスケアってアプリが必要になる。
普通にBluetooth接続も出来るけど、ヘルスケアから色々設定したりデータをインポートしたりするので、HUAWEI WATCHを使うのであれば必須のアプリになる。
ヘルスケアを開いたらデバイスタブから、追加を押せば勝手に認識して接続してくれる。
ちなみにHUAWEIヘルスケアはGoogle playからダウンロードできないので、HUAWEIのAPPギャラリー、もしくは公式サイトのリンクから入れる事になる。
ただ、時計起動時にダウンロード用のQRコードを出してくれるので、問題なく導入できると思う。
HUAWEI公式サイトにも導入方法もあるので、わからない方はこちらをご参照ください。
HUAWEI WATCH GT Cyberを実際に使ってみての感想
というわけで、肝心の実際に使ってみてのレビューを書いていく。
デザインは個人的にはすごく好き
まずデザインについて言うと、めちゃくちゃカッコいい。
かなりゴツイけど、その分高級感があるし、色合いがエレガント。な気がする。
装飾も豪華で、四隅にはビス打ち(飾り)もされております。
よくあるスマートウォッチって丸みを帯びたいかにもスマートって感じの形状が多いけど、HUAWEI WATCH GT Cyberはむしろゴツゴツしたアナログの時計らしいデザイン。
また、ちょっと分かりづらいけど、ゴールド部分も黄色系っていうよりピンクゴールドっぽい色合いなので、女性でも付けられると思う。
ゴツイけど。
もう少しスリムなのが良いって人には、ムーンホワイトかシーブルーのケースが若干おとなしめなデザインになっている。
また、ベゼルも一回り小さい。
上の画像の一番右側がムーンホワイト、その隣がシーブルー。
ミッドナイトブラック以外のケースは別途購入が必要
もしミッドナイトブラック以外のケースが欲しい場合、追加でケースを買う必要がある。
時計本体には必ずこのミッドナイトブラックが付いてくるのだけど、これを他のケースに変える事は出来ない。
つまり、例えばムーンホワイトのケースが欲しい!となった場合は、このミッドナイトブラックと本体のセットを購入し、別途ムーンホワイトのケースを買わないといけない。
という感じで、ミッドナイトブラックが欲しいのであれば全く問題ないのだけど、それ以外のケースが欲しい場合は追加費用が掛かる。
これがネックで躊躇してしまう人もいると思うので、どうにか初期で選べるようになって欲しい。
着せ替えはちょっとめんどくさい
着せ替え機能については正直ちょっと大変。
大変っていうと語弊があるかもしれないけど、楽々パパっと着せ替えられるって感じではない。
単に押し込むだけで、取り外しは出来るんだけど、結構しっかりはまっているのでグッと押し込む必要がある。
その為画面に指の指紋がガッツリ尽くし、画面が割れないか心配になる。
まぁこれで割れる事はないだろうし、慣れの問題かもしれないけど、最初のうちは結構大変だと思う。
ワークアウト機能について
HUAWEI WATCH GT Cyberは100種類以上のスポーツのモニタリング機能がある。
色々試したいところだけど、普段スポーツをあまりしていないのでとりあえずランニングの際に使ってみた感想を書いていく。
ちなみにランニングの際はスマホを家に置いて、時計単体で計測しました。
まずGPS制度だけど、時計単体でもかなり正確に記録してくれる。
時計本体だと上のようなアバウトな表示だけど、家についてスマホと連動することでマップ上にルートが表示される。
どこをどう走ったのか、かなり正確に記録できていた。
ただ道路のどっち側を走っていたかがわかるほど正確ではない。
実際には左側を走っていても、ちょこちょこ道路内でいったりきたりしているような感じで記録されていた。
入ってもいない建物に突入したり、違う道で計測されたりって事はなかった。
もちろん距離や速度、カロリーもしっかり記録される。
更に高度までも測る事が出来る
もはや自分には必要ない域だけど、「へぇ~」ってなる。
また、心拍機能もしっかり計測してくれる。
重さは気になる
重さについて書くと、78gってのは走る際はちょっと気になるレベル。
特に自分は以前使っていたスマートバンドが約30gとめっちゃ軽かったので、余計に気になってしまった。
なので本当にランニングが趣味で、デザインよりも走りやすさを重視したいならもっと軽いものを探した方が良いかもしれない。
音楽が聴けるのがめっちゃ便利
このスマートウォッチは音楽を取り込む事が出来るんだけど、そのおかげでスマホなしで音楽を聴ける。
スマホを持たずに音楽を聴きながら走れるのは、本当に楽。
スマホをポケットに入れて走るのって結構揺れるし重いしで大変なんですよね。
ただ、これには難点がある。
現状音楽を取り込むのがめんどくさい
音楽といえば、サブスク!というほどサブスクミュージックが浸透している現代。
SpotifyやAmazon Music、YouTube music等、音楽を頻繁に聞く人は何かしら登録している人が多いと思う。
ただこのHUAWEI WATCH GT Cyberはどれも対応していない。
つまり音楽を入れる際はMP3やAAC等のファイルでダウンロードしたものを転送するしかない。
例えばCDなどをパソコンに取り込んで、それをスマホに転送、それを時計に転送という方法になる。
もしくは、何らかの方法でスマホにMP3などのファイルの音楽をダウンロードして転送するしかない。
どちらにせよ結構手間なのは間違いない。
今後アップデートなどでサブスク系のアプリと連携できるようになることを祈る。
ただHUAWEIが提供しているHUAWEI Musicというアプリは無料でMP3の音楽を好きなだけダウンロードできる。
しかしこれにも難点もあって、音楽はあまりなじみのない音楽しかない。
そんなわけで結局の所自分はほとんど音楽取り込み機能を使っていない。
睡眠モニタリングの精度も良い
睡眠管理についてもかなり精度は良い。
何時に寝付いて、何時に起きたのかはもちろん、眠りの質も測ってくれる。
そして点数までつけてくれる。
結構何時間眠っているかよくわかってない人って多いと思うけど、睡眠管理は本当におすすめ機能。
何時間寝ると体調が良いのかとかがわかってくるし、何時間寝たのかが一目でわかるので、寝すぎや睡眠不足の予防にもなる。
アプリの拡張性は期待しない方が良い
あと、このスマートウォッチはアプリを追加で入れることができる。
ただアプリの種類はめちゃくちゃ少ない。
現状確認できたのが31種類。
今後増える事を期待したいところだけど、多分厳しい。
電池持ちは長いけど、2週間欲しい
多くのスマートウォッチは電池持ちがあまりよくなく、1日~3日ほどのものが多い。
しかしこのスマートウォッチは1週間持つ。
実際しばらく使ってみましたが、電池のヘリは1日10~20%前後。
平均して12~13%程。
なので1週間は普通に持つ。
もちろん毎日いじりまくったり、ワークアウトでGPSを頻繁に使うと短くなるけど、よっぽどヘビーに使わない限りは4日ぐらいは持つと思う。
なので2泊3日の外泊とかでも充電器いらずだし、お風呂の時間に充電すればそれで充分使い続けられる。
電池持ちに関してはHUAWEI製の時計はどれも優秀。
1日もたないものとかザラにあるけど、電池持ちが悪いと寝る時にスマホと一緒に充電するパターンになるので睡眠管理も億劫になる。
また外泊の際充電器を持ち運ばないといけない。
なので電池持ちが良いのは想像以上に便利。
ただ中には2週間持つものもあるし、実際以前使っていたスマートバンドは2週間持っていたので、それと比べると明確に早いなと感じる。
常時表示だと3~4日しかもたない
また、時計を常時表示を使用すると、電池の減りはさらに早くなる。
もちろん文字盤のデザインで電池の減りは変わってくるんだけど、平均して3~4日ぐらいになると思う。
個人的には常時表示の方がさっと時間が見れるので好きなんだけど、あまり充電はしたくないので使えない。
画面の見やすさについて
HUAWEI WATCH GT Cyberは画面のサイズが1.32インチとそこそこでかい。
なので見やすさに関しては抜群。
視認性も良く、日中の外でもしっかり見える。
着け心地について
最後に着け心地に関していうと、思ったよりも気にならない。
正直78gを付け続けるのってしんどいかなって思ったけど、普段使いであればそこまで気にならないし、寝る時もつけてられる。
ただやっぱり腕に何かついている感はあるし、夏場は蒸れるので外したくなる。
あと、左手につけるとリューズが手首にあたって痛い。
ゴツイ時計あるあるだと思うけど、手首を曲げるとリューズが手の甲にめり込んで痛い。
なので自分は右利きだけど、右手に着けている。
HUAWEI Bandとの比較
自分は以前までHUAWEI Band6を使っていたので、それとの比較も書いていく。
付け心地に関してはBandのほうが良い
正直付け心地はHUAWEI Band6のほうが圧倒的に良い。
HUAWEI Bandは約30gと、HUAWEI WATCH GT Cyberと比べて断然軽い。
また金属面も少なく、ゴツゴツした印象もない。
そのため手が痛くなることもないし、冬場に時計を付ける際もヒヤッとした感覚を味わうこともない。
もはや付けていることを忘れるレベルなので、付け心地を最優先するならBand系のほうが良いと思う。
楽しいのはHUAWEI WATCH GT Cyber
逆にそれ以外はHUAWEI WATCH GT Cyberのほうが良い事が多い。
とにかくできることが多いし、デザイン、操作性、視認性、ワークアウト、どれも個人的にはHUAWEI WATCH GT Cyberのほうが優れていると思う。
待ち受けも豊富だし、何より画面が大きい分デザインの幅も多い。
HUAWEI Band6も多かったけど、画面が小さいのでデザインの変化がそこまでない。
HUAWEI WATCH GT Cyberは画面を変えると、まるで時計を買い替えたような気分になる。
大げさかもしれないけど、待ち受けを変えるだけで結構そのぐらいテンションが上がる。
ぶっちゃけケースを着せ替えなくとも、待ち受けを変えるだけでもガラッと印象が変わる。
ベゼルが傷ついても安心
HUAWEI WATCH GT Cyberはケースの着せ替えが出来るので、傷ついた際も新しい物に交換できる。
結構時計のベゼル部分って知らぬ間に傷ついてることが多く、それをみて萎えたって人も多いと思う。
しかしこのHUAWEI WATCH GT Cyberならベゼルを含むケースやベルトが交換できる。
なので傷がついても安心。
バンドを交換できる時計は数あれど、ベゼル部分まで自分で交換できる時計はほとんどない。
最初はこのケース交換ってどうなん・・・って感じだったけど、実際使ってみるとそういったメリットがある事に気づいた。
Suica等の交通系電子決済は非対応
ちなみにHUAWEI WATCH GT Cyberは電子決済には一切対応していない。
正直これが出来ればめちゃくちゃ嬉しかったんだけど、今のところHUAWEIのスマートウォッチは対応しているものはない。
なのでどうしても電子決済をスマートウォッチで使いたい人にはおすすめできない。
HUAWEI WATCH GT Cyberのメリット・デメリットまとめ
HUAWEI WATCH GT Cyberの良い点悪い点を簡潔にまとめるとこんな感じ
メリット | デメリット |
デザインが良い | 初期ケースがミッドナイトブラックしか選択できない |
画面が大きく視認性、操作性が良い | ゴツイ、重い |
GPS機能や、音楽取り込みが出来るのでワークアウトをスマホなしで楽しめる | 音楽を入れるのが面倒 |
電池持ちが良い | アプリの拡張性がイマイチ |
傷がついてもケースごと交換できる | 電子決済機能がない |
という感じ。
特にデザイン面は個人的にかなり好きで、アップルウォッチみたいにつけている人が多いわけではないので他人とも被りにくい。
自分は今回のスマートウォッチ以外にもスマホ、タブレットとHUAWEI製の物を使った事があるけど、本当に質が良い。
技術力は高いし、それでいてコスパも良い。本当Googleの規制が入らなければとんでもない企業になっていたと思う。
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