こんにちは。兼子です。
今日はですね、イラストのジャンルを絞るメリットについて書いていこうと思います。
当ブログではちょこちょこ記事内にて「イラストのジャンルを絞る事は良い」的な事を書いてきましたが、今日はその理由について掘り下げて書いていこうと思います。
特にジャンルの選定はSNS戦略において大きな効果もあると思っているので、イラスト系のSNSアカウントを運用している方や絵の上達法について気になる方は参考にしてみてください。
イラストのジャンルを絞る5つのメリット
基本的にジャンルを絞るメリットは、以下の5つのメリットがあると思っております。
・絵が上達しやすい
・専門家になれる
・印象に残りやすい
・得意な仕事に繋がりやすい
・フォロワーを増やしやすい
具体的にどういうことか説明していきます。
ジャンルを絞るメリット① 絵が上達しやすい
まずは何と言っても絵が上達しやすい。という点です。
何故ジャンルを絞ると成長しやすいのか、それは反省点を見つけやすく、次に活かしやすいからです。
具体的に言うと、例えば女の子のイラストを毎日描いてたとすると、段々「自分は目が上手く描けない」とか、「髪の表現が上手くないな」、みたいな反省点が見えてきます。
やっぱり同じジャンルのものを描くとそういった苦手分野みたいなのに気づきやすいんですよね。
そして次も同じようなジャンルを描くわけですから、前回気づいた反省点をすぐ活かせるんです。
これが例えばジャンルをバラバラに絵を描いていると、「目が可愛くなかった。」という反省点が出てきても、次に風景イラストを描いてしまってはその気づいた反省点を活かすことは困難です。
上達ってこの自分で気づいた反省を次に活かして少しづつ上手くなっていく事が個人的に重要だと思うんですが、せっかく気づいても次にそれを活かさないと結構忘れてまた同じミスをしてしまうんですよね。
ジャンルを絞ると気づいた失敗は次にすぐ活かせたりするので、絵の成長に繋がりやすい!というわけです。
ジャンルを絞るメリット② 専門家になれる
続いてジャンルを絞ると専門家になれる!っていう事なんですが、これがかなり重要だと思っております。
絵を描くだけでも十分専門家って気もしますが、よくよく考えてみてください。
例えばプロの写真家や料理人って、基本的に特定のジャンルに特化していますよね。
なんでも撮る写真家とか、何でも作る料理人ってあんまりいないですよね。
それこそ戦場カメラマンとか、フランス料理人とか、かなりジャンルを絞って専門家になっていますよね。
なんでかというと、やっぱり一つの事を極める事ってめちゃくちゃ難しいというか大変な労力と時間が必要なわけです。
全部をやろうとすると全部が中途半端になってしまう事が多いですよね。いわゆる器用貧乏というやつです。
それよりも専門家になって何か一つ極めた方が得る物は大きいというわけです。
結構多くの事にあてはまる事ですが、何かを得るには何かを捨てる必要があるんですよね。
ジャンルを絞るメリット③ 印象に残りやすい
そして専門家になる事で印象に残りやすくなります。
例えば、ひたすら電子レンジのイラストばかり描いて投稿していると、次第に電子レンジと言ったらあの人!という印象になりますよね。
それこそ家電量販店で電子レンジ見たら思い出してしまうぐらい印象に残ると言っても過言ではないでしょう。
逆になんでも描いていると、ある程度画力があってもなかなか印象に残らなかったりします。
それは専門家の方が印象が勝ってしまうからです。
例えばテレビ番組で「美味しい中華料理を作る人をゲストで呼びたい!」と思って平野レミさんを思い浮かべる人はあまりいないですよね(失礼)。
それよりもだいたいの人が陳健一さんあたりが真っ先にでてきますよね。
つまりジャンルを絞って専門家になると、その分野に関してはかなり印象を強めることができるわけです。
ジャンルを絞るメリット③ 得意な仕事に繋がりやすい
そして専門家になると得意な仕事に繋がりやすくなります。
「陳健一にパンケーキを作ってもらいたい!」なんていう人って基本いないですよね(ちょっと気になるけど)
やっぱり中華料理人には中華料理を作る仕事がくるわけです。
絵でも一緒で、例えば可愛い2頭身キャラに特化して描いていると、アイコン制作とかグッズ制作みたいな、2頭身キャラを活かせる仕事が舞い込んでくるわけです。
逆に言えば自分が不得意なイラストの仕事はあまり舞い込んでこなくなります。
2頭身キャラ描いている人に、リアル調のイラストを頼もう!とはなかなかならないですよね。
ジャンルを絞るメリット⑤ フォロワーが増えやすい
そしてジャンルを絞る事はSNS運営においてもメリットがあります。
それはフォロワーが増えやすくなる。という事です。
何でかというと、フォローする理由が明確になるためです。
雑多に色々な絵や発言を投稿していると、一つの投稿を見て良いなと思っても、他の投稿を見て何か違うな...と思われてしまうとなかなかフォローに繋がりません。
例えば
この刺身のイラストを投稿し、これを見て良いな!と思ってくれた人がフォローしてくれたとします。
その次の投稿が
こういうイラストだったらどうでしょう。もしもこういうちょっとセンシティブなイラストが苦手な人だったら解除しますよね。
と思われるかもしれませんが、やってみるとわかりますが、かなり解除されます。
じゃぁどうすればいいか。
次も同じジャンルを攻めるわけです。
刺身のイラストを見て良いな!と思ってくれた人は次にまた食べ物のイラストをアップしても解除することは極端に少ないです。むしろ次も食べ物のイラストを期待している事が多いはずです。
始めて自分の絵をいてくれた人も
この人は食べ物の絵を沢山アップしているから、次もまた食べ物の絵をアップするんだな!次も見たいからフォローしよう!
みたいな感じで、フォローしてもらいやすくなります。
さらに言えば、ジャンルを絞るとクオリティーの差があまり出ないし、上述したように絵はどんどん成長していきますので、そういった意味でもファンは付きやすくなると思います。
そんな感じでジャンルを絞るっていうのはSNS戦略においてもかなり大きなメリットがあるわけです。
イラストのジャンルの絞り方と絞る範囲について
ジャンルを絞るメリットはなんとなくわかって貰えたと思うのですが、じゃぁどうやって絞るの?って話ですが、個人的には好きな物・得意な物をまず念頭に置くのがいいかと思います。
出来れば好きと得意がなるべく一致している物が良いかと思います。
その方が評価も受けやすく、モチベーションも上がりやすいからです。
そして絞る範囲についてですが、なるべく狭く絞った方が良いとは思いますが、絞りすぎてもそれしか描けないっていうストレスもでてくるので、自分がどこまで絞れるのかを考えて決めると良いかなと思います。
例えばざっくりキャラクターを描くのが好きで、オリジナルのイラストが不得意なら、2次創作に絞るとか。
ゴリゴリのセーラームーンファンならもういっそセーラームーンのみに絞っちゃうとか。
もちろん途中で範囲を広げても良いし、その時のトレンドによって範囲を絞ってもいいかと思います。
当たり前ですが、別に悪いことではないので、描きたいな!と思ったら描いてみても良いと思います。
そうやって好きとか得意な物が決まったらそこから徐々に絞っていくとかでもいいと思います。自分自身がそうだったので。
ただ、あまりにもニッチなジャンルにすると、そこに興味のある人があまりにも少なすぎて人目に付かない可能性があるので注意してください。
それこそ電子レンジに絞るとかは多分よくない。
まとめ イラストの成長やSNS戦略に悩んだらジャンルを絞ると良い
というわけでジャンルを絞るメリットについてでした。
上にも書きましたが、ジャンルを絞らないと駄目とかではないけど、ジャンルを絞ると沢山のメリットがある。って話でした。
特にSNSとかでなかなか評価が付かないと、色々な物を描いてみたりしがちですが、結構それってフォロー解除に繋がったり、新規のフォローに繋がりにくかったりするんですよね。
僕もたまにジャンルを変えた絵を投稿したりするんですが、割と真面目に投稿したことでフォロワーが結構減る事も多いです。
ジャンルを絞るとそれ以外のジャンルを投稿しづらくなるっていう弊害がでてしまいます。
でも個人的にはそれ以上のメリットがあったなと思っています。
何より僕の場合評価やフォロワーの数がかなり増えてきたし、それもあってたまにそのジャンルの仕事を貰えることも出てきました。
なのでね、絵の成長やSNS戦略などに悩んでいる絵描きさんは、何かのジャンルに絞ってみてはいかがでしょうか。
それじゃ
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