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【新発売】XP-PenからAndroidスマホ対応の液タブ「Artist 12セカンド」が登場!特徴やスペックについて

9月 26, 2021

兼子

イラストレーター/Live2Dモデラー 2021年よりフリーランスとして活動。 当ブログではイラストやガジェット系の記事を主に掲載しております。

こんにちは。兼子です。

 

先日またまたXP-Penから新たな液タブが発売されました。

 

それがこちら



先日Artist16が出たばかりなのですが、早くも新製品が発売されました。

 

というわけで今日はこのArtist12セカンドのスペックや特徴について書いていこうと思います。

XP-Penの液タブが気になる方は是非参考にしてみてください

Artist12セカンドのスペック

まずはスペックについてですが

サイズ 12インチ
解像度 1920×1080(フルHD)
色域 sRGB127% Adobe RGB94%
ペン性能 8192レベルの筆圧検知 60°の傾き検知 充電不要 X3チップ搭載
液晶 IPS液晶+アンチグレアフィルム
ショートカットキー 8つ
カラーバリエーション ブラック・ブルー・グリーン・ピンク
視野角 垂直178° 水平178°
接続端子 3in1ケーブル or typeCケーブル
電源 typeCならPCから供給可能

となっております。

12インチという比較的小型のモデルなのでどこかスペックを落としているのかな。って思ったけどそんなことないようです。

 

ペンは最新型のX3チップ搭載で、XP-Penでは最高峰の描き心地のペンを使っており、色域もかなり高く色味も抜群に良い。

つまり前回発売したArtist16のサイズと価格を抑えたスペックになっていて、決して初心者向けの低スペックというわけではありません。

 

プロでも全然使えるスペックです。画面は小さいけど。

 

また今回の液タブ、カラーバリエーションが4色あって、好みの色から選べる。

Amazon.co.jpより引用

ピンクとかやたら可愛い。

Artist12の特徴や従来のモデル(Artist 12Pro)との比較

スペックについてはかなり高スペックではありましたが、従来のモデルとなにが違うかについて。

ちなみに従来の物はこちら↓


まず気を付けてほしいのが、古いモデルにPROがついていて、今回の最新モデルはPROが付きません 

ちょっとややこしいんで間違って古い方を買ってしまった!とかならないように注意してください。

 

で、肝心のスペックの違いで言うと、まず上述したようにペンが違う!

今回のArtist12はX3チップというものが搭載されており、これがペンの沈み込みや検知能力、耐久性等が飛躍的向上しております。

XP-Pen公式ストアより引用

つまり描き心地がかなり上がって更に丈夫になっている。

 

また色域や画面サイズもわずかながらに向上しております。

 

そしてビックリなのが、公式サイトのセール中の今、従来の物より値段が安い...

価格差は1000円程ですが、高スペックでありながらかなりお買い得な値段になっております。

※下段左から2番目に同じ名前のArtist12という商品がありますが、これも全く別物で、スペックが全然低いので買う際は注意してください。

 

 

 


 

更に今回の新製品はもう一つ大きな特徴があります。

Android・Chromebookでも使える

それがAndroidスマホ・Chromebookでも使えるという事です。

 

アシスタント
アシスタント
え、スマホに液タブ繋げられるの!?

って感じですよね。前回発売したArtist16はスマホもChromebookも非対応だったのですが、今回の製品は対応しているようです。

 

ただiPhoneは接続できないので注意してください。

またAndroidも端末によっては動作が正常に動かない場合があるので、もしスマホで接続して使いたいって方はカスタマーセンターに相談してからの方が無難かと思います。

 

ちなみに公式が検証した機種はこちら

引用:https://www.storexppen.jp/buy/artist12-2nd.html

HUAWEI P30は使えるけど、自分が持っているHUAWEI P30 lightでは使えないらしい。

結構使える機種は少ないので注意した方が良い。

 

 

そしてもう一点、Androidに接続する場合、別途接続用のUSB-typeCケーブルを買わないといけないので、そこらへんもご注意を。


余談 液タブは板タブとしても使える

余談ですが、実は最近の液タブは板タブとしても使えます。

 

アシスタント
アシスタント
は?

って感じかもですが、実はドライバーの作業領域をいじることで簡単に切り替えられます。

 

上記はArtist13.3Proのドライバー画面になりますが、画面エリアのタブの中にあるモニターって所を、モニター2からモニター1に変えます。

 

そうすることで液タブのモニターにペンを置くとPCモニターの方にカーソルがいきます。

 

つまり板タブを使っているような感じになります!

 

更にただの板タブではなく、液晶付きの板タブになるので、資料を表示したりしながら使うことができます。

 

ただし液晶を消すことはできません。

 

別に板タブとして使うのがオススメ!ってわけじゃないですが、最悪液晶付きの板タブとしても使えると思うと安心ですよね

安くて高性能でありながら多機能な液タブ

というわけでXP-Penから新たに発売された液タブ、Artist12 セカンドについてでした。

 

正直ここ最近の液タブはスペックもさることながら、機能性や汎用性がすごいですよね。

スマホにもつなぐことができて板タブにもなる。それでいてかなりの高スペックでありながら3万円以下です。

 

12インチなので画面ははっきり言って小さいけど、描けない大きさではない。と思う。


ただ持ち運ぶ予定がない人や、机の上に十分なスペースがある人は16インチとかそれ以上が良いかと思います。

 

実際自分も12インチ~22インチを使った事があるけど、結局今は22インチを使っているので、個人的には大きい方が描きやすいと思う。

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大きい液タブも気になる人は是非参考にしてみてください。

 

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液タブはメーカー公式ストアで買うのがオススメ


XPPenやHUIONの液タブを買う際はメーカーの公式ストアで買うのがおすすめです。


理由は保証が長くなるから。


XPPenでは通常保証期間が1年なんだけど、公式ストア限定で18~24ヶ月になります。
HUIONではすべて2年保証になります。


送料に関してもXPPenは無料だし、HUIONも21,999円以上の商品なら無料なので、液タブは無料。
またXPPenでは公式ストアで買った人のみ対象のレビュープレゼントキャンペーンなんかもあったりします。









プレゼントキャンペーン詳細


Amazonや楽天などの大規模セールを除いては値段も変わらないことが多いので、公式ストアでの購入を検討してみるのもおすすめです。


XPPen公式ストア


HUION公式ストア

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