こんにちは。兼子です。
自分は今年の2月にサブPCとしてLenovoのIdeaPad Flex550というノートPCを買ったのですが、それ以前はMicrosoftのSurface Pro4を使っていました。
両者ともに何を決め手に買ったのかというと、液タブとして画面に直接描画できるのか?っていう所。
どちらも画面に直接ペンで絵が描ける、液タブにもなるPCなんですよね。
年末とかに実家に帰省するときに、PC一個持っていけば絵が描ける。っていう状態にしたくて、これを基準に選びました。
で、この2つの機種って多分液タブになるPCとして割と有名な方だと思うので、使い心地について気になっている人も多いと思う。
というわけで実際2つの機種を使ってみて、「どうなの?どっちの方が良いの?」って所を書いていこうと思います。
これから液タブになるPCを買おうとしている方や、SurfaceやIdeaPadに興味のある人等は是非参考にしてみてください。
Surface Pro4とIdeapad Flex550の液タブとしての使い心地
始めに断っておきますと、自分が使っていたSurfaceはPro4という2016年位にでたちょっと古い物になります。
その為今出ているSurface Pro8とは異なる点もあると思いますので、その辺はご了承ください。
そんな古いタイプのPCですが、正直言うと液タブとしての描き味はSurfaceの方が全然よかった。
具体的にどこがよかったかというと
・キックスタンド付きタブレット端末は液タブとして使うならかなり優秀
・ペンの追随性が良い
・画面が綺麗
・持ち運び安さが抜群
あたりがSurfaceの方が優れていたところ。
ひとつひとつ解説していきます。
キックスタンド付きタブレットは液タブとして使うならかなり優秀
まずは端末の形状の違いって所なんですが、キックスタンド付きのタブレットPCは液タブとして使う場合かなり優秀だと思う。
特にスタンドを用意しなくてもある程度の角度をつけて描く事ができるし、キーボードも取り外せるので、本当に液タブと近い環境を再現できる。
IdeaPadも360°折りたたむことができるので、一応タブレットっぽくはなるけど、どうしても厚みが出てごっつくなるし、キックスタンド的な物もないので、角度も調節できない。
一応こんな感じでテントモードみたいないことはできるけど、やっぱりちょっと描きづらい。
PCスタンドとかを買えば解決はできる問題なんですが、スタンドを持ち運ぶ必要もない点Surfaceは便利だった。
ペンの追随性が良い
また、ペンの追随性がSurfaceはとてもよかった。
ちょっと見えづらいかもしれないけど、↓のGIFでIdeaPadの追随性が見れるんですが、カーソルがペンに全然追随してこない。
これじゃ使い物にならないんじゃ!?って思われるかもだけど、実際ペンが画面に触れるとちゃんとそこは認識されるので描く分にはあまり問題ない。
なので別に深刻な問題ではないけど、描いているとカーソルが付いてこないのはちょっとストレス。
画面が綺麗
また、画質に関してもSurfaceは2736×1824、IdeaPadは1920×1080となっており、結構目に見えて違ってきます。
また大きく違うのが色域で、Surfaceは約sRGB99%、IdeaPadは約60%となっているので、色味の正確性において結構な差が出ます。
実際IdeaPadはちょっと黄色味が強い印象で、画質や色味においては明確な差を感じました。
持ち運び安さが抜群
またSurfaceは重量が766gと、めちゃくちゃ軽い。IdeaPadはというと約1.5kgと倍の重さがある。
1.5kgが重いかって言われると、そこまで重いわけではないんだけど、Surfaceが軽すぎたせいか重い印象を受けました。
IdeaPadも持ち運びは全然できるんですが、長時間持ち運ぶときは結構負担になる。
逆にSurfaceは本当に大した重さを感じないので、「持ち運ぶのに疲れる...」って事はほとんど感じられなかった。
IdeaPadが勝る点は圧倒的コスパ
って話ですが、なんでそれだけ液タブ兼PCとして優秀だったSurfaceを買わずにIdeaPadを選んだかというと、圧倒的にコスパが良いからです。
諸々不満はありましたが、実際絵を描くうえでめちゃくちゃ大きな支障はない。
唯一色域の低さはちょっと気になったけど、最悪スマホとかで確認しながら色味の調整もできるのでそこまで問題ない。
実際自分はIdeaPadで絵を描けたので液タブとして機能はしております。
それでいて値段はなんとSurfaceの半分以下。
って話だけど、実際は倍どころではない。
メーカー名 | Lenovo | Surface(ペン別売り) |
機種名 | Ideapad Flex550 | Surface Pro9 |
CPU | Ryzen 7 | Core i7 |
メモリ | 16GB | 16GB |
SSD | 512GB | 512GB |
価格(2022年6月現在の公式サイト価格) | 約89,800円 | 約236,280円 |
もちろんまったく同じ性能ってわけじゃないので、公平な比較とは言えないんですが、あらかた似たようなスペックでありながら価格差はすさまじい。
しかもSurfaceはペンやキーボードが別売り。これらを純正品で買うとなると更に3万円以上はかかる。
つまり3倍ほどの価格差になってしまうわけです。
性能を落としてCore i5とかにするともっと安くなるんだけど、なんにせよ最安モデルでも14万は超えてしまいます。
なので描き味に関してはSurfaceの方がよかったわけですが、それを覆すほどコスパがすぐれていたのでIdeaPadを買ったわけです。
そもそもサブ機としてなので、実際家にいる時はメインPC+液タブor板タブで描くので、ある程度描ければとりあえずOK。という事でSurfaceはそうそうに諦めました。
まとめ お金に余裕があるのであればSurface、コスパを追求するならIdeaPad
というわけでSurfaceとIdeaPadの液タブとして比較でした。
上に書いたように、描き心地がSurfaceの方がよかったので、お金に余裕があるならSurfaceの方が良いと思う。
ただ個人的にCore i7のモデルはちょっと高すぎる気がする。動画編集とか、ゲームとかしたいなら高性能の方が良いかもしれないけど、単純に絵を描く事が目的ならCore i5モデルでも問題はないと思う。
あまりお金を掛けたくない!それでいて高性能で絵も描けるPCが良い!って人はIdeaPadがおすすめ。
本当に数ある2in1PCの中でもIdeaPadはトップクラスのコスパの良さだとは思う。
それじゃ