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【ノートパソコン・タブレットPC・タブレット】液タブにするならどれがおすすめか!?

9月 12, 2022

兼子

イラストレーター/Live2Dモデラー 2021年よりフリーランスとして活動。 当ブログではイラストやガジェット系の記事を主に掲載しております。

こんにちは。兼子です。

 

液タブを使いたいけど、現在PCがない。って人も多いと思う。

そんな人におすすめできるのが、ペンによるタッチ機能が搭載された、パソコン。もしくはタブレット。

HUAWEI Matepad Pro

ペンタッチ機能があれば画面に直接描く事ができるので、それ自体を液タブとして使う事が出来ます。

自分も2017年に、液タブとパソコンが欲しい!という思いから画面に直接絵が描けるタブレットPCのSurfacePro4を買いました。

 

そして今年の初めにLenovoのIdeaPad Flex550、さらについ先日HUAWEIのタブレット端末、Matepad Proを買った。

 

というわけで、ノートパソコン、タブレットPC、そしてタブレットを液タブとして使ってきたので、それぞれの特徴や、デメリットなどを書いていこうと思います。

これから液タブ兼PC、もしくは液タブ兼タブレットになるものを買おうとしている方は是非参考にしてみてください。

 

 

※自分が買ったのは

ノートパソコン=LenovoのIdeaPad Flex550

タブレットPC=MicrosoftのSurface Pro4

タブレット=HUAWEIのMatepad Pro

となりますので、この端末では!という話になります。

ノートパソコン、タブレットPC、タブレット、それぞれの液タブ使用時の特徴

どれもコンパクトで持ち運びができ、それ自体が液タブになる。という大きな特徴を持っているわけですが、実際使ってみると使い勝手は結構異なる。

それぞれの液タブとして使う場合の特徴を比較すると以下のような感じ。

ノートパソコン(Ideapad Flex550) タブレットPC(Surface Pro4) タブレット(Matepad pro)
携帯性(重量)
描き心地
熱(CLIPSTUDIO 使用時)
コスパ
出来る事
デザイン

※機種により異なるので、あくまで参考までに。

液タブ使用時のノートパソコンのメリット・デメリット【Ideapad】

まずノートパソコンを液タブとして選ぶ場合のメリットはコスパの良さ。

もちろん全てがコスパに優れているわけではないけど、自分が買ったIdeapad Flex550はかなりコスパが良い。

 

CPUがRyzen7、メモリ16㎇、ストレージが512㎇で10万円を切る価格。

動画編集や3DCGの負荷にも、ある程度なら耐えられると思う。

 

性能が良くて値段も安い。その上で更に液タブになる。

 

また、このIdeapad Flex550はペンも付属でついてくる。なので特別付属品を買うことなく、このPCを買えばすぐ絵が描ける。

 

またサイズに関しても14インチとそれなりに大きいので、他2つと比べて大きい画面で絵を描く事ができる。

※Surfaceは12.3インチ、Matepadは10.8インチ

 

逆にデメリットは描き心地が他2つと比べて良くなかった。

あくまで「ペンも使えますよ~」ぐらいのスタンスだと思うので、そこまで描き味を追求されているわけではないのだと思う。

 

あとはIdeapad Flex550に関しては色域も低く、色味も良くない。

なので完全にお絵かきメインで考えるのであれば、他2つの方が良いかと思う。

 

ただあくまで「これ自体を液タブに使いたい!」って場合であって、別途板タブや液タブを接続することもできるので、描き味に関しては改善もできる。

 

あとは重さが他2つと比べると結構重い。IdeaPad Flex550が1.5キロほどなので、持ち運べない重さではないけど、軽くはない。

なので頻繁に持ち運びたい場合はちょっとデメリットかもしれない。

 

 

絵以外にも使用用途があり、結構高負荷がかかる作業も考えている方にはおすすめ。

 

ボタン

 

詳しくは以下の記事でIdeapad Flex550について書いておりますので、よかったらこちらもご覧ください。

IdeaPad Flex550(AMD)レビュー!コスパ最強の液タブになるPC

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液タブ使用時のタブレットPCのメリット・デメリット【Surface Pro4】

タブレットPCのメリットは、軽くて持ち運びもできるし、PCとして使う事が出来る所。

パソコン用のソフトが使えるし、液タブや板タブとも接続できる。

 

また、タブレットPCって結構液タブとして使われることを意識されている為、ペンの性能が良く描きやすさが良い。

 

逆に悪い所はコスパがとにかく悪い。

そこそこの性能のものを買おうとするとかなり高くなる。

 

現在発売されているSurfaceProシリーズの最新機種、Surface Pro9は約17万~からとなっている。

更にタブレット形状なので、キーボードもないし、ペンも別売り。

 

それなりのものを買おうとすると20万は超える。

なのでコスパについてはかなり悪い。

 

Surfaceに限らず、タブレットPCは高性能モデルになるとかなり高くなるので、全体的にみてもコスパはあまり良くないと思う。

 

また、他2つより結構熱くなりやすい気がします。

CLIPSTUDIOぐらいでは問題ないけど、動画編集とか、Adobe製品を使うとかなり発熱しました。

 

良くも悪くもタブレットとPCの中間という感じ。

 


Surface Pro4については以下の記事で詳しく書いていますので、よかったら合わせてご覧ください。

Surface 液タブ
Surface Proは液タブになる?実際に使ってみて感じたメリットとデメリット

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液タブ使用時のタブレットのメリット・デメリット【Matepad Pro】

最後にタブレットについて。

これのメリットはとにかく描き味が良くて持ち運びに優れている所。

 

10.8インチと比較的小さいのだけど、重さはなんと500g以下。

 

ペンも合わせても500mlのペットボトルぐらいの重さなので持ち運びには大変優れています。

またHUAWEI製のペンの描き味もかなり良くて、描き味に関しては3つの中で一番よかった。

 

デメリットとしてはあくまでタブレットなのでPC用のソフトは使えない所。

 

またHUAWEIはアメリカに制裁を加えられた影響でGoogle製のアプリやGoogle playが使えなかったりする。

なのでこのHUAWEI製のタブレットに関して言うと用途が結構限られてくる。

 

ただ絵を描く分には全然使えるので手軽に絵を描きたい!って人にはタブレットがおすすめ。


 

Matepad Proに関しては以下の記事で詳しく紹介してますので、こちらも合わせてご覧ください。

【実機レビュー】HUAWEI Matepad Proは液タブになる?Googleが使えないデメリットは如何ほどか【M-Pencil 2nd】

こんにちは。兼子です。   先日タブレットというものを買いました。 HUAWEIから発売されているMatepad Pro。   更に同じくHUAWEI製のM-pencil2ndも買 ...

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目的別のおすすめ

というわけでそれぞれの特徴について書いてきましたが、目的別のおすすめとしては以下の通り

・高性能のパソコンとしても使いたい人や、持ち運びをそこまでしない人➡ノートパソコン

・持ち運ぶし、パソコンとしても使いたい。またお金にもある程度余裕がある人➡タブレットPC

・とにかく描きやすさや持ち運びを重視。お絵かきができればOK!という人➡タブレット

あくまで個人的なおすすめですが、参考にしてもらえたら幸いです。

 

ちなみにタブレットに関しては、iPadを買っておけば間違いない。

 

性能も良く、描き味も良く、使えるアプリも多く、ユーザーも多い。

その分高くはなるけど、パソコンは嫌だけどパソコン並みの事をタブレットでしたい人!って人はiPadを選ぶと良いと思います。


 

ちなみに自分はappleがあんまり好きじゃないのでHUAWEIのタブレットにしました。

 

個人的にはどれも液タブになるし、買って後悔した・・・って事はなかったけど、それぞれ良い点や悪い点があるので、買う際は使用用途をじっくり考えてみると良いかと思います。

 

それじゃ

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